同僚のメガネ男子にポモドーロ・テクニックを教えてもらったら、滅茶苦茶エッチなポモドーロ・テクニックだった件

・作

同僚のイケメンメガネ君のことが気になるけど、私のことなんか眼中にないと諦めていた新入社員の私。そんなある日、二人で残業する私に彼が提案してきたのは『ポモドーロ・テクニック』。でも休憩時間にキスしてくるなんて、なんか思ってたのと違うんだけど。え、私向けの特別カスタマイズ?

(あーもうっ!全然終わらないよぉ!)

机の上に積まれた書類の山を見てため息をつく瞳。
すでにオフィスには誰もおらず、節電のため照明も最低限しかついていない。

すでに時刻は22時を回っていた。

「もうこんな時間かぁ…」

そう思った瞬間、

「非効率なことしてるなぁ…」

「きゃっ!?」

耳元で声が聞こえてきて、瞳は飛び上がらんばかりに驚いたのだった。

「ごめんごめん。驚かせた」

そこにいたのは、同僚の男性社員・小山真一であった。

メガネを掛けたイケメンで、社内での女性人気が凄いのだが本人はまったく興味がないようである。

瞳とは部署が同じということもあり、よく一緒に仕事をする仲であり、瞳の残業を進んで手伝ってくれている同士でもあった。

実は瞳も彼への興味があるのだが、相手にされないことを知っていて、最初から期待しないようにしていた。

「小山さん!もしかして私の仕事手伝いに来てくれたんですか?」

「いや、ちょっと君の仕事の仕方が気になってね。ずいぶん非効率なことしてるなぁって」

「うっ…」

「見てて思ったんだけど、集中の要領が悪いのが問題なのかもしれないね。ダラダラ仕事してダラダラ休んでるし。で、だ。そんな君にピッタリの方法があるんだけど…」

「え、なんですか?」

「ポモドーロ・テクニックっていうんだ。試してみないかい?」

「ポモドーロ・テクニック?」

「君も聞いたことあるかもしれないけど…」

ポモドーロ・テクニックとは、25分集中して5分間休む、というのを繰り返す時間管理のテクニックであり、こまめな休憩をとることで脳のエネルギーを持続させる効果があるのだということを真一は説明してくれた。

「俺も使ってるテクニックなんだけど、すごく効率がよくなるんだよ。やってみない?」

「えー、でも。たったの25分で休憩だなんて、なんかせっかく出た集中力がもったいない感じがします」

「つべこべ言わない。はいスタート!」

「ちょっ!?」

こうして、強制的にポモドーロ・テクニックをやることになった瞳であった。

*****

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1件のレビュー

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  • うーん

    初めてが
    会社の
    事務椅子なんてねー
    ムードモも無いし
    バージンで行けるものなのかしらねー

    あさ美 さん 2022年5月7日

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