『身体の関係を持ちたいです』~タイプな彼からのメッセージ~ (Page 3)
リョウさんの指が、ストッキングを止めている細いベルトをなぞっていく。
「このパンティ…ちょっと待って。完全に俺のこと煽ってるじゃん!」
私は、リョウさんと会うのは今夜だけと決めていた。
身体だけの関係以上を求める自分が分かってたから。
だから、ガーターベルトとヒップまで穴が開いているパンティを買って履いてきた。
「ああぁ、ダメぇ…ぁッ、リョウさぁん…ここじゃ、いや」
リョウさんは、開いている部分から舌先を入れ、濡れている蜜部のわれめを舐めあげた。
「普通、ガーターベルト着けて、レースがこんなに開いてるパンティ履いてると思わないでしょ」
そういって、私を見るリョウさんの顔は、たまらなく意地悪で、ため息が漏れた。
「んぁあッぁあ、リョウさん、あぁあッぁん、いや、見ないで」
リョウさんの長い指がパンティのレースを這い、淫らな水音を立てて、私の中に入ってくる。
「俺、見たいんですよ。ひかりさんの恥ずかしそうな顔」
くちゅくちゅと中で指を動かしながら、リョウさんは私の顔を見ている。
私は、喘ぎながら顔を逸らした。
でも、逃れた目線の先にも、跪いているリョウさんと、スカートを捲り上げられた紅い顔の私が、鏡に映っている。
「ねぇ、見て。俺のこと」
甘く低い声に誘われ、手で口を覆って、跪いているリョウさんを見た。
「ひかりさんのことアプリで見たとき、俺…オナニーしたんですよ」
リョウさんの指の動きが激しくなって、狭いエレベーターに淫らな水音と私の喘ぎ声が響いている。
リョウさんは指をゆっくり出しながら、膨らんでいるクリトリスを撫で回した。
「ぁぁあっ、リョウさん…」
「俺とセックスするから、こんなエロい下着選んでくれたんですよね?」
そういって、リョウさんは私にキスをし、ゆっくり舌を愛撫するように絡ませてきた。
リョウさんの舌は、ほんのりと愛液の味がした。
ガタンと大きな音がして、エレベーターが動きだした。
「ちょ、ひかりさん…」
私は、リョウさんの硬く膨らんだボトムを、いやらしく触った。
「私の写真見て…オナニーしたんですか?」
じりじりと、ゆっくりジッパーを下ろす。
「リョウさん、何で?何で、興奮したんですか?」
「ひ、ひかりさん、あぁ…」
私は、ジッパーの中に手を入れ、荒く息を吐くリョウさんの硬くなっているものを触った。
エレベーターの扉が開くと、リョウさんは私の手をゆっくり出して、廊下に出た。
「ひかりさん?俺もう待てませんから」
リョウさんは部屋のドアを開けながら顔に近づき、私が逸らすと荒い息が耳に触れた。
「ひかりさん?もうムリです…」
そう囁いて、リョウさんは私の耳たぶを甘く噛んだ。
「ぁああぁん…あ、あのリョウさん…」
「…何すか?」
ベルトを外しながら苛立たしそうに返事をしたリョウさんの手を握った。
全部いいんですけど、7年目のは、切なすぎ泣けて来ちゃいました
鈴木 さん 2022年7月19日