『身体の関係を持ちたいです』~タイプな彼からのメッセージ~ (Page 2)
リョウさんはカフェを出てから、ずっと私の手を握って歩いている。
「ひかりさん?」
「は、はい」
急に恋人握りをしてきた。
「ひかりさん、大事なこと忘れてません?」
「あ、あの、え?大事なこと…ですか?」
「俺とひかりさん、今からセックスするんですよ?」
私は身体を硬くして、立ち止まった。
「な…こ、言葉に出さないでください…」
「カフェで座り込んで、俺見上げるひかりさん…可愛かったなぁ」
リョウさんは、私の手を握ると、そのまま自分のコートのポケットに入れて、歩き始めた。
「あぁ…やばっ…気持ちいい…」
ポケット越しに、リョウさんは私の手を硬くなっているボトムに伸ばし、触らせた。
リョウさんは私の手の上に大きな手を重ねると、ゆっくり上下に動かし始めた。
「あぁ…ひかりさんの手、小さい…うッ、自分のサイズ勘違いしそう…」
「リョウさん、手放し…!」
「あ、動いたの分かりました?…ホント気持ちいい…これ、ひかりさんのあそこに入るんですよ?」
リョウさんのその言葉は、子宮の奥を痛いほど刺激した。
「キスして、ひかりさんの胸…パンティ…どうしよう…」
「リョウさん…や、止めてください」
私たちの興奮は、赤信号に焦らされた。
「ひかりさん?」
周りからキスしているように見えるほどの至近距離で、リョウさんが私を見ている。
「濡れてます?」
恥ずかしくうつむくと、手の中でリョウさんの下半身がビクンと動いた。
「ひと…人が見てます」
「関係ないですよ。早く見たいな、ひかりさんの…」
信号が青に変わると、リョウさんはコートから私の手を出して握り直し、走り出した。
「ちょ、ちょっと待って下さい、リョウさん!」
「すぐそこですから」
リョウさんは私のほうを振り返りながら、無邪気に微笑んでいる。
信号を渡り切ると、リョウさんに手を引っ張られ、近くのラブホテルに入った。
「どうぞ。できれば、早くしてください」
リョウさんは、私を後ろから抱きしめながら、部屋を選ばせてくれた。
「髪いい匂い…あぁ…早くしたいなぁ…」
どの部屋にしようか迷っている間、握らされていたリョウさんの硬いソレが腰に当たる。
部屋を選ぶと同時に、リョウさんは私を引っ張った。
エレベーターに乗ると、すぐにキスをされた。
リョウさんの唇の間から甘い息が漏れ、私の口に舌が入ってくる。
急に、エレベーターがドンッと揺れて止まった。
「ちょっと待って、ひかりさん…」
エレベーターのボタンを押して、リョウさんが止めていた。
ロングスカートの中に入れた左手を出し、捲り上げた。
「や、やだ、リョウさん。やだやだ」
「え、ひかりさん、嘘…ガーターベルト…」
エレベーターの鏡に、私の前で跪いてスカートを捲り上げているリョウさんが映っている。
スカートの裾を下ろそうと抵抗すると、男性のリョウさんの力はどんどん強くなっていく。
「リ、リョウさん。い、いや、やめて…」
「俺、ガーターベルト初めて見た」
全部いいんですけど、7年目のは、切なすぎ泣けて来ちゃいました
鈴木 さん 2022年7月19日