私を目覚めさせてくれたのは、オンラインサロンの女性チーフでした (Page 4)
「ああぁッ…ンッ、ぁ…」
「声も聞かせてね。自然体で、抑えこまないで」
それからは怒涛の快楽とともに、理性が砕け散っていった。肉筒を埋められて奥まで擦られる感触。吸い付いて後追いする媚肉の、熱と火照りと湿り気と。性感帯を突かれて惜しげもなく喘げば、再びそこを可愛いがってもらえる。そう学習した脳は冷静さを手放し、私の肉体はひとりでに開いてるり子さんを求めていった。
「ここが、いいのね…?」
「ぁ、ッぁ…そこッ…ンぅ、はぅ…」
「自分の気持ちいいところ、ちゃんと覚えて帰るのよ」
るり子さんの指が、私の乳頭をきゅっと摘みあげた。止まらないピストンのさなか、少し強すぎるくらいのその刺激が私に追い討ちをかけていく。
「千奈美さんは、きっと『恥ずかしい』のが好きなのよ。痛いのも、多分好き。でもまだ素直になりきれていないだけなの」
「あッぁ…ぁ…」
「もっと解放してね、ハードルを越えてね。それだけ、なのよ?」
セックスって特別なことじゃなくて日常的な営みなのだと、るり子さんは言う。ご飯は美味しいほうがいいでしょ? 睡眠は心地よいほうがいいでしょ? セックスもそれと同じで、気持ちいい方がいいってことよ。三大欲求を満たしたいと思うのは当たり前だと、るり子さんの優しさが私を包み込んでいく。
「ンッはぁ、だ、だめ…ぁ、あッ…」
「千奈美さんの全て、見せてほしいな」
「ひぅ…ぁ、ぅ…イッ、く…で、出ちゃぅぅ…」
「イっていいわよ。それから、好きなだけお潮吹いてね」
「あぁぁぁッッ…ン…ッッ…!!」
ラストスパートとばかりにクリトリスを弾かれて、私は甲高い嬌声をあげて絶頂を迎えた。ペニスバンドを引き抜かれると同時に、ぷしゃぁと生あたたかい液体が迸る。初めての潮吹き。あられもない姿、表情での絶頂。いつまでも終わらない、濃密でまとわりつくような余韻。
「いい子ね、上手だったわ」
相変わらず心地よいるり子さんの声音に、自然と目尻が垂れてしまう。新境地に立った私は、生まれ変わった気分で快楽の海に溺れていったのだった。
Fin.
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