23:00の約束 (Page 2)

次の月の夜、23:00。

結依は、複雑な思いでパーキングエリアへ行き、誠也の車を見つけ隣に停車した。

あの約束は、嘘じゃなかったんだ…。

毎月、同じ日の23:00に、誠也の車中で、ふたりは身体を求め合った。

今日もまた一ヶ月ぶりに誠也に会いに行く日。約束の時間を優に過ぎていることに焦った結依は、ハンドルを握り直した。

強くアクセルを踏み込み、高速を走っていく。

『○○P.A.まで約1.0キロ』

標識を横目で見たあと、結依はドリンクホルダーに手を伸ばし、中に入っている小さなリモコンを取った。

カチカチとボタンを押すと、ウィーンという音が大きくなり、結依の蜜部を刺激する。

「ぁあっ…あっぁあぁ」

『これ、今度ここに来るとき、着けて下さい。運転気を付けて下さいね』

誠也に貰ったローターが、濡れた結依の中にヌルっと入り、音を立てて暴れ始めた。

「あぁぁああぁぁあ…誠也ぁああぁ」

結依の喘ぎ声は、窓の外へ消えていった。

*****

ウィンカーを出しながら目的のパーキングエリアに入ると、結依はスピードを落とし誠也の車を探した。

結依は誠也の車を見つけ横に停車すると、素早く車を出た。

誠也の車の後ろのドアを開け、身体を滑り込ませた。

広いスペース、マットレスの上で誠也が座っている。

ガラスには遮光カーテンが引かれ、誠也の横にLEDのランタンがあり、車内は昼間のような明るさだ。

「遅かったですね、結依さん」

氷のような視線と低い声に棘を感じ、結依の子宮が疼く。

「仕事が遅くなって…あ、ああああぁッ」 

誠也は、結依の腕を持って身体を引き寄せると、蜜部の中で動いているローターをグリグリと触った。

「凄い濡れて…仕事なんていわないで下さい…」

「ん、誠也…や、やめ…あぁぁああッ」

「こんな遅かったの初めてですよね?…いつもより、えろい声だし…僕のこと、挑発してるんですか?」

誠也は、結依のクリトリスを指先で擦って刺激した。

「あぁあ…待って!誠也…中の、あぁ、だ、出して…あぁあああ」

「イキそうな顔…」

そういうと、誠也は結依の身体から手を離した。

「結依さん?」

結依を見る誠也の目は冷たかったが、何かを企むように微笑んでいた。

「こんなに遅れて…」

誠也は、結依のワンピースの背中に手を回し、ブラジャーのホックを外していった。

「オナニーして下さい」

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