約束の夜、異形に濡らされ (Page 2)
今。
その傷をつけた男が目の前にいる。
「本当に待っているとは思わなかった、コーネリア」
粗末な家のどこから侵入したのかわからないが。
あの男があのときから寸分たがわぬ姿でそこにいた。
男はグッとコーネリアの顎をつかむ。
「きれいになったな」
「ひとは年増になったと言いますけれど」
「言わせておけ、コーネリア」
異形の男は唐突にコーネリアの夜着を引き裂いた。
「ああ!」
コーネリアの身体を部屋の冷気がなめる。
「あとでもっと良い服をやろう」
男はそう言うと、大振りに実ったコーネリアの乳房に手をかけた。
「これはずっしりと、良い重さだ。たっぷりと汁の詰まった果実のようだ」
「ン…ああ」
男は片方の手でコーネリアの乳房を揉みしだく。
コーネリアの冷えた身体が火照りだす。
男はコーネリアの肉付きの良い腰に手をかけるとぐっと自分のほうへ引き寄せる。
そのままコーネリアの唇を吸う。
「ふっ。んんん」
長い舌が口の中を舐めまわす。
コーネリアの舌の裏側を男の舌が這うと、コーネリアの背中についぞ知らぬ戦慄が走った。
「う、んんっん」
思わず身をそらそうと少しあがいたその身体を男は愉快げにとらえ強く抱きすくめた。
「くっ。こふ」
コーネリアの口の端からまざり合った唾液がこぼれる。
男の長い指はそれをすくうと、その手がコーネリアの腹の下へと伸びていく。
男は躊躇なくコーネリアの秘所を指で押し開いた。
「ひっ」
コーネリアは胴震いした。
濡れた指の先端がコーネリアの秘穴の入口に入っている。
その異物感にコーネリアは軽い吐き気がした。
「わ、私は男の人を知りません。どうかご容赦くださいませ」
「においでわかる。しかし私の女となるには越えなければならない痛みだ」
「うう。はぁ」
コーネリアは観念して男に身を任せる。
男はコーネリアを抱き上げると粗末だが清潔なベッドへ彼女を横たえた。
*****
ぎしぎしとベッドが激しく揺れている。
「あ、あああああ!あー!」
男のものを突き立てられ、穿(うが)たれたコーネリアの秘所が赤く腫れている。
つながった部分は最初痛みと鮮血でコーネリアをひたすらいたぶった。
しばらく男のなすがままにしていると、痛みだけではないなにかがチリチリとせりあがってきた。
今はその感覚が全身を焼いている。
「あ、あああ。おなかの中、おなかの中が熱い!ああ」
コーネリアは叫んだ。
「私の体液は人間にいろいろなものを与える。例えばまぼろし。例えば、快感」
そうかこれが快感か。
コーネリアは男の口づけを受けながら悶えた。
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