私も知らない私 (Page 2)

立ち上がった剛史は玲を後ろから抱きしめながら、耳元で呟いた。

「見るの怖いか?」

玲は小さく震えながら、コクコクと頷いた。

「ひとりで見ない方がいいと思う…」

剛史は優しく囁いて、玲の頭をポンポンと叩いた。

「驚かなくていいから…な?」

剛史は玲の後ろから腕を伸ばして、スマホの画面を指先でタップし、最初のほうから再生した。

『剛史、撮ってよ。お願い』

裸の剛史にスマホが差し出されている。

『嫌だよ。何で…』

画面が乱れて、玲の胸がアップになり乳首の下のホクロが映った。

『もう会えないもん…ねぇ?お願い剛史…』

『会えないってなんだよ?』

『こんな女イヤでしょ?剛史、硬くなってる…触っていい?…』

また画面が乱れ、濡れたペニスを握る裸の玲が映った。

「何これ…」

動画を止めようとした玲の手から、剛史はスマホを奪い取り、

「見たくないのも分かるけど…俺ずっと見てて寝てないんだよ…」

そういって、スカートを弄って、太ももを触った。

「ぁぁっ…剛史、ヤ、やだよ…」

「子どもみたいにスヤスヤ眠ってた玲と別人みたいで、俺…」

耳に剛史の甘い息がかかり、玲は子宮を疼かせながら、秘部に向かう大きな手の力に抵抗した。

「玲が凄い緊張して酒飲んでただろ?…止めようと思ったんだけど――」

剛史の息が耳に不規則にかけられ、玲は小さく喘ぎながら身体をよじり逃げようとした。

「――お前すげー可愛くて…ごめんな」

そういうと、剛史は玲の身体をふわっと持ち上げ、ベッドに優しく押し倒した。

「見てみ、昨日の自分…」

スマホの中の玲は、微笑みながら剛史の筋張った指をしゃぶっていた。

その表情は、無邪気ながらも艶っぽく色気があり、玲は自分だと思えず見入った。

「『会ったときから剛史と、したかった…凄く気持ちいい』って…俺、嬉しくて…」

セックスで気持ちいいと思ったことがない玲は、剛史が見せるスマホの中の知らない自分を見た。

妖艶な表情で喘ぎながら、しなやかに動いている。

「俺、DM送ったその日に、彼氏いるか玲に聞いた意味分かってる?」

剛史は無防備な玲に覆い被さって聞いた。

「見んなよ…すげー紅くなってんの自分で分かってるから…」

目を逸らす剛史を見て、玲はスマホから手を離し、紅潮している頬に手を伸ばした。

剛史は伸びてきた玲の手の平に頬を預け、熱を散らした。

起き上がった玲は、剛史の唇に軽くキスをし甘い息を吐いた。

「何、その気にさせてんだよ」

低い声で剛史はいうと、玲の唇に噛みつくようなキスをし、開いた口の中で舌を絡ませ合った。

ニットの裾から、剛史の大きな手が入り、右手が這うように玲の濡れた秘部に向かってくる。

「ぁぁっあぁっ…剛史…や、ダメ…」

筋張った冷たい長い指が、秘部の中に水音を鳴らして入り、左手はブラジャーをずり上げ乳首を摘み、玲は大きく喘いだ。

「めちゃくちゃ濡れてるじゃん…さっきパンティ探してただろ?昨日脱がして、ベッドの下にある…」

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