目つきの悪いアイツが大嫌い (Page 2)

「大体さあ、はっきり言わずにこっちに全部押し付けてくるって無くない?何したいか自分から言わないし、じゃあ私がこうしたいって言ったらそれはちょっと…だってさ。ちょっとって何よ?!」

駅前の居酒屋に入るなりヤケ酒で管を巻いた挙句、サワーを持ちながらビシッと指差した私に勝生は串焼きを頬張りながら頷いた。

「まあ、お前に本気じゃねえよそれは」

「やっぱり?やっぱり?卒業旅行行こうって言っておきながら計画性どころか行き先まで全部私に提案させる男って─」

「別れて正解だ」

「だよね!」

テーブル越しに突き出された勝生の拳に拳を押し付け、サワーを一気飲みする。

「はー…あんたならそう言ってくれると思ってたわぁ」

「何でそんなのと付き合ったんだよ」

「…だってさぁ、優しいし譲ってくれるし」

「で、ただの責任逃れの人任せヤロウだったわけだな。見る目ねーわホント」

「うっさい…」

グラスを両手で掴みながらテーブルに突っ伏す。

「なーんでうまくいかないんだろ…高校の初カレの時からこんなのばっか」

「そういやお前、へなちょこの男ばっか好きになってたよな」

「そうねぇ、へなちょ…んん?」

「カナと付き合ってんのかって聞いたら、そそくさ逃げるような粗チンばっかりでよ」

…え?

「ちょっと待って、何その話」

「カナは俺の彼女だって俺に言い切ったやつ、一人もいなかったぜ」

何言ってんのコイツ。

「何…あんたもしかして、私の彼氏にそんなこと聞いて回ってたの?」

「まーな」

「…何であんたが聞くのよそんなこと」

体を起こした私に勝生がむっと口を閉じる。小鉢に残った枝豆を手にしたかと思うと、

「バーカ」

プチっと中身を私に向かって弾き飛ばした。

「分かんねえのかよ」

勝生は私の頬に当たってテーブルを転がる枝豆の粒をつまみ、噛み砕いた。その姿をアルコールの回った頭でぼうっと見つめる。

何言ってんだろこいつ。

何を…。

ぽかんとしていた私にもう一度バーカと言うと、伝票を手にして立ち上がった。

「勘定しといてやるよ。じゃあな」

ダウンを手にしてさっさとレジに向かうと先に出て行ってしまった。

「え、ちょっと待って!」

慌ててコートを片手に立ち上がり、私も店の外に出た。

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