エッチなモニターバイトは私の天職でした (Page 4)
私にはアナルセックスの経験がない。もちろん、アナルオナニーも。件(くだん)のグッズの名称は『最強♡三点愛撫 アナル☆性器改造計画』で、クリトリス・膣・肛門を同時に刺激できる、いわばエネマグラのような商品だった。
「案外、入る…んん…ぁッ…これで、自分の力で…動かして、っと」
きちんと人体の構造を研究して作られているのか、謳い文句通りに3ヶ所が同時に刺激される。そしてアナルの異物感は否めないが、本来は排泄を行う場所をえっちな行為に使っている背徳感には興奮を掻き立てられた。
「お尻、気持ちいい…かも? ぁ、ぁ…ンは、ぁ…さっき、イッたばかり…なのに」
膣の筋肉を使ってぐにぐにと不規則に動かしているだけだというのに、これでもかとラブジュースが溢れてくる。私は器具が抜けないように軽く手で押さえながら、四つん這いへと姿勢を変えた。
「ンはぁ、ぁッ、んぁぅ…ぁ、ぁ…」
柔らかいシリコン製のそれを咥えこみながら、私は発情した動物のように腰を揺すって喘いでいた。涎が垂れる、視界が熱で滲んでいく。本能的な性欲一色に頭の中が支配されて、私の理性が溶けていく。
「ぁぁッ、ンはぁぁッ、イ、イっちゃぅぅッ…!」
いつの間にか無心で乳首をもこねまわしながら、私は本日2度目の絶頂に溺れた。内股がガクガクと震えて、しばらくぐったりとしたまま動けない。
「この…バイト…最高、かも」
その夜以来すっかりハマってしまった私は、その後もハイペースで仕事を受け続けた。レビューや感想は詳細に、そして正直に。知識や経験が増えるほど仕事への意欲は向上し、雇い元からの評価もどんどんと上がっていった。
「よし…今月もアクセス数伸びてるぞ」
さらに体験だけでは飽きたらなくなった私は、アダルトグッズに関するブログも立ち上げてしまった。女性目線での詳細レポートと質問への丁寧な返答が功を奏したのか、こちらも順調に良い反応が増えている。
「次は何が届くのかな~」
最初は目先のお金が欲しくて始めたバイトだったはず。それなのに今は、私にとってのライフワーク。まさに天職を見つけた私は、部屋中に溢れるアダルトグッズを眺めて幸せな気分に浸ったのだった。
Fin.
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