裏垢バレして、処女卒業しちゃいました (Page 2)

「今日もありがとうございました~! あっちでも見てくれる人はまた後でね~!」

最初の頃は特に目的のない配信だったものの、リスナーにおだてられた私はどんどん過激になっていった。薄手の部屋着や短いスカートから始まって、露出の多い水着やコスプレもたくさん披露した。

「こっちは終わりっと。しつこいアンチコメントはブロックして…はいはい、お金出したくない人は見なくていいですよー」

私生活でちやほやされた経験のなかった私は、画面の向こうから送られる反応がとにかく嬉しくて浮かれていた。そして促されるままに、規約の緩い成人向け配信サイトに登録。

素顔だけは頑なに出さなかったが、下着姿を晒し、乳首やお尻を晒し…気付けばいつの間にかえっちな配信者になってしまっていた。

「今日は、このディルドでオナニーしまぁ~す。もう見るからにえっちでしょ、黒光りの極太です」
「ローションはいつもの白濁のやつ。みんな、これ大好きだよね~!」
「言ってたえっちな下着、見て~? 可愛くなぁい? シースルーだから乳首丸見えなんですけどぉ」

タブレットと連動させた小型リモコンを操作して、まずは胸元をアップに写す。私は比較的胸が大きくて、学生時代はそれでからかわれることも多々あった。でも今は需要がありすぎるのを実感しているため、最大限に活用している。

「おっぱい大好き組の皆さん、お待たせ~。ディルド、挟んでぎゅっぎゅするよぉ」
「うわ、なんかローションいっぱい出た。やば。なんかもうすごいね、いっぱい出たね…って、シコってる人~まだ本番はこれからですよ~!」

こんな私だが、職場では至って真面目に働いている。黒髪ショートで薄めのメイク、眼鏡をかけた地味な服装の事務社員。任される仕事や後輩も増えてきたし、人付き合いもそこそこしている方だと思う。

「そろそろ我慢できないから、オナニー始めま~す」
「ンはぁ…おっ、きい…全部入らないかもぉ」
「音、聞こえてますか~? みんなに見てもらうと嬉しくて濡れちゃう」

カメラのズームを調整した私は、ディルドを手にして自慰を始めた。局部が写ると規約違反になるため、画面下部に重なるようにぬいぐるみを置いている。それでも私からすれば、凄まじい人数を前に公開オナニーをしているのと同じこと。

「ッはぁ、ぁ、ンン…」
「あぁ、ぁ…イクッ、イクッッ…ンぁぁぁッ!!」

初めてカメラの前で自慰をしたときはガチガチに緊張していたし、その後の何回かは絶頂したフリだけをしていた。けれども今は容易く果てて、お尻の方まで愛液を垂らしながら痙攣している。

「みんなぁ…見てくれて、ありがと…」
「今日も気持ちよかった…です」

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