二度目の恋も同窓会で (Page 4)
「っああああぁ!」
「すごく熱い、彩のナカ」
「っんんん…!っあは、はっ、はっ、遼介くんっ!」
どんどん私の中で膨らむ遼介くんの熱。ぐちゃぐちゃと結合部分から聞こえる淫音に煽られて彼の腰に脚を絡めた。
「ふぁあ、っん!」
私の背中に腕を入れ軽々と抱えると、下から上へ激しく突き上げる。私は倒れないように彼の首へ腕を回す。
そんな私を見て遼介くんは、フッと微笑み大きく揺れる乳首にむしゃぶりつきながら、腰の動きも激しさを増した。
「ふぁ、あ、あ、あっん!…っあぁ!」
吹き出す汗と、涎、愛液。こんなに没頭するセックスは初めてかも知れない。彼も同じならいいのに…
「へぇ…考え事する余裕、あるんだ?」
「よ、余裕なんて…っ、あっん!」
後頭部を鷲掴みし顔を固定させると、くちゃくちゃと唾液が行き交うねちっこいキスをする。
口の中では舌が激しく動き回り、飲み込めなかった唾液は端から流れ首筋を伝う。
チュ…ヂュッ…
「んっ!ふ、っあぁ…」
「ま、だ…だよ、あ、や…」
ざらついた舌はその後を追うように這っていく。
「どこもかしこも彩が好き…だ」
「!」
悲鳴に似た囁きをこぼしやや強めに私の肩を押すと、腰を左右から強く掴み、抜き差しのスピードをあげた。
「…っ、ま、まって!ゃあぁぁぁあっー!」
「待たない、っ…!」
「ぅ、っはぁ、んん。っやあ、気、持ちよすぎてどうにかな、るっ、はぁんっ…!」
「イイよ。なって、彩…そして、もっと俺を欲しがって!」
「りょ、遼介、くんっ!…イャん、奥が、だめぇ…っ!」
「…クッ、彩」
異様に甘く切ない喘ぎとともに大きく揺れ、私は達した。少し遅れて遼介くんは、ドロドロに熱い愛液にまみれた私の奥底で身を固くした。
*****
次の日、寝たフリをする遼介くんに置き手紙を残しホテルを後にする。
帰ってこのまま夫婦生活を続けていくのかを話し合おう。
話し合うことは、束縛ではない。どんな結末になろうと、むしろこれからに向けて自由になるための第一歩かもしれないのだから。
Fin.
レビューを書く