不機嫌な彼氏 (Page 2)

私を横抱きし寝室に運びベッドに横たえると、小さなベッドライトをつける。少し明るさに慣れた目に映るのは、洋服を脱いだ光くんの逞しい胸板。

「見過ぎ」

「…っ」

光くんは私のショーツを脱がすと一気にナカへ突きいれた。

「っあぁん!」

「グチョグチョじゃん、つーか、しめすぎ…!」

パンパンといきなりの激しさに体がジッとしていられない。いつもなら見られて恥ずかしい姿も、光くんにもっと見て欲しい。見せ付けたいと大胆になる私がいて。

「…嫌い、にならないで」

「バカ。なんねーよ…」

そう言い私をグッとかき抱く光くんがぼやけるほどの至近距に胸がときめいて…大きく口を開け唇を貪り合い、繋がりはさらに激しさを増し喘ぎ声が止まらない。

「あ、あ、ぁッ、ん…き、気持ちいっ…っはぁ」

「もっと、佳那をさらけ出せよ」

「ん、っああぁん!な、か、あッ!そこ変っ…!」

トントン…光くんのモノが私の中でさらに膨らんで。

「…っやあぁああっ!!」

「クッー!」

絶頂をむかえピクピクと震える私の腰を後ろから持ち上げ、グンと深く貫き再開されるピストン。

「はっ、あんっ!ま、待って」

聞こえないフリをした光くんの腕が蕩けた体を抱き起こせば、背中に感じる熱さに子宮が疼き互いに膝立ちで前後に腰を揺らす。支えがないと倒れ込みそうな私の体。

「まだ、離してやんないよ」

少し拗ねた口調の光くんの手は胸をいたぶり、もう片方の手はお腹の中で膨らむ敏感な辺りを撫でる。

「ぅ…っあぁ!」

触れられビクリと腰が跳ね光くんのモノを締め付ければ、下から掬うようなピストンに変わり、もう、どうにかなるくらいの甘い刺激に雫が飛び散った。

「っあぁ、っやぁ!…お腹、が、すごぃ…」

「…っ、やべぇ、もってかれる…!」

一際大きな息を吐いた光くんの唇が、私の仰け反る首筋を甘噛みし、快感で浮つく体をシッカリと抱き寄せ腰を振る。

「ああぁん!す、すご、っ、あッ!光、くん…は、はぁあっんん!」

「1回、出すよ、クッ…」

1回、と言葉にした光くんを不思議に思いながらも、コクコクと頷いた。

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