おばけ屋敷で急展開!おばけってこんなにエッチなの!? (Page 4)
「きゃっ!熱い~!はあ、はあ、粘っこいのがかかっちゃったわ…。はあ、はあ」
「はあ、はあ、すみません。お尻汚しちゃいました。はあ、はあ」
「ティッシュとかあるの?」
「ちょっと待って…」
圭司は近くに立っているミイラ男の体の表面をむしり取って、汚れを拭き取った。
「ミイラ男の包帯ってトイレットペーパーなのね。ふふふ」
「経費の節約で…へへへ」
「気持ちよかったわ。でも、このことは誰にも内緒よ」
「わかってます。僕も気持ちよかったです。マジでありがとうございます。また時々、真理子さんとエッチしたいです」
「うん、いいわよ。今は彼氏とかもいないから、ちょうどいいエッチの相手探してたの。チュッ」
「うれしーです!」
「二人が待ってるから、そろそろ行くね。頑張ってね!」
「はい!気を付けて!」
真理子は幽霊の衣装を脱ぐと足早に先に進んだ。
途中、番町皿屋敷の女におもちゃの皿を投げつけられたり、口裂け女に驚かされたりしながら、何とか出口に辿り着いた。
「まだ二人は出て来てないみたいね…」
外の眩しさに目を細めながらも、真理子はスマホの手鏡アプリを起動させ、ヘアスタイルや化粧をチェックしてみた。
案の定、カツラのせいで髪は乱れ、エッチの直後だけに、口紅は滲み、首筋にはいくつかキスマークも残っている。
「やばい…やばい…」
すばやく手櫛で髪の乱れを直し、ハンカチで口紅を誤魔化して、ブラウスのボタンを首元まで留める。
やっと人心地ついて、出口に目を向けるも二人は出てこない。
何か飲み物でも買って来ようかなぁ、と露店の方に歩き始めたが、思い直して振り返ると、二人が続けて出てきた。
「お疲れ~…え?」
二人ともゼイゼイの息切れ、跳ね放題の髪、ズレた口紅、崩れたメイク、首筋や鎖骨には夥しいキスマーク、衣服のチグハグのボタン…。
(まさか二人も?圭司君の同期たちと???)
Fin.
擬音が多すぎで雰囲気壊れていました
匿名 さん 2020年4月5日