私の初めてもらってください (Page 2)

「おじゃましまーす」

「どうぞ」

パチッと電気を点ける。

「じゃーん!」

「…おお!すごい!これはるかがやったの?」

しのぶは部屋の飾りに目を丸くして喜んでくれた。

「うん、でもあんまりセンスないよね」

「そんなことないよ。俺こんなことやってもらったことがないからマジで嬉しい!」

「喜んでもらえてよかった…!じゃあ私は料理の支度するから、しのぶはTVでも観てゆっくりしててね」

「俺も手伝うよ」

「今日はしのぶの誕生日でしょ!私に作らせて!」

「ありがとう、じゃあお言葉に甘えさせていただきます」

マカロニグラタン、唐揚げ、フライドポテト、シーザーサラダ、これだけしか作れなかったけど、帰宅途中で買った赤ワインを乾杯しながら食べて飲んだ。

しのぶは「美味しい美味しい」と言いながら喜んで食べてくれた。

ケーキにろうそくを灯し、

「ハーピーバースデー、トゥユー」と歌い、最後に火を消したしのぶ。

「しのぶ、おめでとう!」

そして私はプレゼントを渡した。

「ありがとう、開けていい?」

「うん!」

私があげたのは部屋着だった。

「この家に来た時に着てほしくて。実は私とお揃なんだ♡」

「やばっ嬉しすぎ!」

しのぶにギューッと抱きしめられた。

「もう1つプレゼントがあるの」

「うん?」

「…私の初めて…もらってください…」

「…いいの?」

「ぅん…」

しのぶは再び私を強く抱きしめた。

ベッドに移動して、私を横にするしのぶ。

私の心臓の鼓動はどんどん速くなり、身体が熱くなっていくのがわかる。

しのぶの顔が少しずつ近づいてきて、私は目を閉じた。

私の唇に、しのぶの柔らかい唇が重なった。

いつもならここで終わりだけど、今日は違う。

私は今日、バージンを卒業するの!

しかし、緊張で口が強張ってしまい、ディープなキスができない。

それでもしのぶはキスをやめようとはせず、フレンチなキスを何度も何度もしてきた。

しのぶの唇が、キスがとても心地よくて、次第に緊張は和らいでいった。

力が抜けた瞬間、しのぶの舌が入ってきて、私の舌と絡ませる。

「んッ…」

息の仕方を忘れるほど夢中でキスをしていた。

「はぁはぁ」

「大丈夫?」

息を荒げる私にしのぶは心配してくれた。

「ぅん、もっとして…」

しのぶは再び、深いキスをして、顎にキス、首筋にキスをする。

「あッ…」

熱を帯びた私の身体は敏感になっていて、感じやすくなっていた。

感じるたびにピクンピクンと身体が動いてしまう。

なんだか恥ずかしい…

しのぶは首筋にキスをしながら、ブラウスのボタンを上から1つずつ外していき、ブラの上から胸を鷲掴みした。

もう片方の手は私の背中に回り、ブラのホックを外して、生身の乳房に触れてくる。

両手で胸を揉みほぐされ、たまに乳首の先端に触れてくるのがものすごく刺激的で快感だった。

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