再会した好きな人にプールで襲われました
高校時代に好きだった人と会社で再会し、私の気持ちは再熱した。その彼と飲みに行ったはいいが酔い潰れてしまい、気づいた時には彼の家のベッドの上にいた。彼の家にはプールがあり、なぜか入ることに。そして思いもよらぬ展開が待っていた…
私は高校時代、内気で男の子と話すこともままならなかった。
そんな私にもすごく好きだった人がいた。
クラス一のイケメンで人気者。
明るい太陽のような笑顔をする彼に、私は憧れを持ち好きになっていった。
しかし三年間想いを告げることもできずに高校を卒業した。
大学は別々になり、高校という接点が消え、この想いの炎も少しずつ小さくなっていった。
それでもたまに思い出す。
彼は元気だろうか、と。
*****
無事大学を卒業し、私はOLになった。
そして入社式で見たことのある顔が…
私が好きだった彼、大久保君がいる!
部署は違うけど同じ会社に入社した私達。
地元から少し離れてるし、まさか同じ会社だなんて運命を感じてしまった。
この何年間で大人っぽくなって、よりかっこよくなったなぁ
そしてあの頃の気持ちが蘇ってくる。
胸の奥がキューっとなった。
廊下で大久保君とすれ違う。
「あの、すみません」
大久保君に声をかけられた。
「もしかして、水島さん?」
「うん、大久保君、だよね」
「うん、そう。やっぱ水島さんかぁ眼鏡かけてないし違うかもって思ったけど合ってた!めっちゃ可愛くなったね」
気づいてもらえただけで嬉しいのにかわいいっていわれちゃったー!
「同じ会社のよしみで連絡先交換しない?」
「う、うん」
「いつでも連絡してきて」
ニコッて微笑みながら彼は自分の部署に行った。
大久保君の連絡先ゲットしちゃったー!
それに太陽のような笑顔がまた見れた。
眩しくてキラキラしてて、やっぱり私は大久保君が好きだなって思った。
*****
あれから一週間が経った。
いつでも連絡してといわれたものの、何をいえばいいのかわからず電話もメールもしてない。
こういうところがだめなんだよな。
内気な私は卒業!
とりあえずメールを送ってみよう。
【仕事は慣れてきましたか?こっちは覚えることがありすぎていっぱいいっぱいです】
お昼休みに送ってみた。
何分かして
【こっちも仕事量ハンパなくてめっちゃしんどい!つーかなんで敬語?(笑)】
大久保君から返信がきた。
嬉しい!
【あっ敬語になってたね。仕事無理しないようにね。健康第一!】
【ありがとっ!そうだ、今日仕事終わったあと空いてる?飲みに行かない?仕事の話とかしたいし】
【うん、大丈夫だよ】
って…えー!大久保君に誘われちゃった。
何この急展開な感じは!
夢じゃないよね?と、ほっぺをつねってみるが痛い…現実だ!
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