「お嬢様様には素直になっていただきます」高飛車な私への調教が始まる…!」

・作

ご機嫌斜めな高飛車お嬢様星蘭に、執事の明人は挑発的な言葉を投げかける。怒りに燃える彼女を冷静に捉えた明人は、強引にキスを奪い、ベッドへと押し倒す。「完璧な令嬢」に素直さを教え込むため、彼の調教が始まる――禁断の時間が幕を開ける。

星蘭はヒールの音を響かせながら豪華な門をくぐる。その音がこの邸宅の静寂を引き裂き、私の存在を強く主張しているかのようだ。

だが、そんなことは気にしていられない。胸の奥でくすぶる苛立ちが、私をじっとさせてはくれないから。

噴水の前で待つ明人が深々と頭を下げるのが目に入る。

「お帰りなさいませ、お嬢様」

その低い声が耳に触れるたび、どうしてか私の中の感情がざわつく。だが、今はそんなことを考える余裕などない。

「…はい」

返事をする代わりに、バッグを押し付けた。目を合わせる気にもなれない。どうせ彼には、私のこの苛立ちの理由などわかっているのだろうから。

「また縁談が破談になった、とお見受けしますが」
彼の静かな声が背中越しに響く。私の足が無意識に止まった。

「…余計なことは言わないで」
そう冷たく返して足を速める。ああ、どうして彼はこうも私の神経を逆撫でするのだろう。

*****

自室に戻ると、ベッドに腰を下ろし、深いため息をついた。

「また情けない男だったわ」

声に出してみても、この苛立ちは消えない。鏡に映る自分の姿を見つめる。髪も肌も完璧に整えられた令嬢そのもの。これだけの自分を受け入れる器を持つ人間がいないなんて、世の中の男たちは本当に情けない。

ノックの音が響く。明人だとわかっていた。

「お疲れのところ失礼いたします。おやつにチョコレートと紅茶をお持ちしました」
「いらないわ」

そう言いながらも、彼が差し出したトレイに視線が吸い寄せられる。香る紅茶の匂いが、部屋に広がる。

「お嬢様の魅力は確かに他の誰にも負けません。ただ、未来の旦那様になる方は猛獣の手綱を引く覚悟が必要でしょうね」

彼の言葉に、心がざわつくのを感じた。それが怒りだと気付いたのは、数秒後のことだった。

「何ですって?」

立ち上がり、彼を睨みつける。怒りの炎が自分の中で燃え上がるのがわかった。

「あなた、一体何様のつもり?私をバカにするのも大概にして!」
明人は私の怒りを面白がるような笑みを浮かべながら、一歩、また一歩と近づいてくる。その冷静さが、ますます私を苛立たせる。

「お嬢様、先程の大声はいけませんね」

そう言った次の瞬間、私の腰に彼の手が回された。驚きに目を見開く間もなく、唇が奪われる。

「な、何を…!」

拒絶の言葉を出そうとするが、彼はそれを聞き流し、私を抱き上げる。お姫様抱っこ――こんなことをされるのは初めてだ。

「お、おろしなさい!」
言葉とは裏腹に、身体は動かない。彼の腕の中で感じる体温と力強さに戸惑っている自分がいる。

ベッドに投げ出されるように寝かされると、明人が私を見下ろした。

「お嬢様、あなたにはもっと素直になっていただきます」
その声が低く響き、私の心臓は嫌でも早鐘を打つ。

「私は執事として、あなたの完璧さを保つために尽力しています。でも、その高飛車な態度、少しだけ矯正が必要ですね」

彼の視線に捕らえられ、動けない。怒りと羞恥、そして言いようのない感情が私を支配していた。

*****

公開日:

感想・レビュー

レビューはまだありません。最初のレビューを書いてみませんか?

レビューを書く

カテゴリー

月間ランキング

人気のタグ

クリトリス クンニ 愛のあるSEX キス ちょっと強引に 愛撫 我慢できなくて クリ責め 乳首 思わぬ展開 指挿れ 乳首責め ラブラブ イキっぱなし 働く女性 彼氏 ベッド以外 胸きゅん 潮吹き いじわる フェラ 言葉責め 中出し 好きな人 年上の男性 年下クン OL スリル ちょっと過激に 挿入なし

すべてのタグを見る