気がついたら12万円!どうする支払い!?
いつもの店で一杯…と思っていたのに定休日!。立ち尽くす私に声をかけてきたイケメン君について行った先は初めてのバー。楽しく飲んでいたはずなのに、いつの間にか支払いがとんでもない金額になっていた。カードも使えず、逃げられずに大ピンチ。イケメン君に体で支払えと言われて…。
気がついたら、とんでもない金額になっていた。
「え?こんなのウソだよね?」
いつの間にかカウンターで酔いつぶれて寝てしまっていたのに、その請求書を見たとたんに酔いが吹き飛んだ。
「いやいや。確かに飲んでたよ。ジンをロックでガバガバとね」
記憶にない…今日は仕事で嫌なことがあって、馴染みのマスターがいる店で一杯やろうと、店まで行った。でも店の前まで来てみると「本日臨時休業」の看板が出ていたのだ。しばらくどうしたものかと立ち尽くしていたら、この男が声をかけてきた。いいお店があると…。タクヤとか言うこの男がイケメンだったから、ついノコノコとついて来たのが間違いだった。
「払えないの?」
請求書には“¥120,000”と書いてある。
「じゃカードで」
とにかく支払いを済ませて、この怪しげな店から一刻も早く立ち去りたかった。確かに、結構な量を飲んだような気も…しなくはない…。ちょっと頭がふらつく。
「ダメ。現金で」
さっきまで、優しそうな柔らかい雰囲気で、タクヤと楽しく話していたのに、急に冷たい眼差し。
「無理よ」
「…じゃ、どうする?」
タクヤは、メガネをとって顔を近付けてきた。
「え?」
あまりにも距離が近い。そう思った瞬間、強引に唇を重ねてきた。驚く間もなく口をこじ開けて舌を入れてくる。
「んん…」
骨ばった手で頭と頬を押さえつけられて、離れることができない。
「ん~~~~!」
クチュクチュと口の中を舐め回す。
「キミ、可愛いからさ、体で払っうってことでいいよ」
「え?」
私はフワっとお姫様抱っこされて、店の奥にあるソファにストンと落とされた。
「え、ちょっといや…」
タクヤが私の上に馬乗りになる。さっきまでの優しい瞳じゃなく、鋭い目つきで見下ろしながら、私の全身を視線で舐め回す。逃げようにも、酔いが回ってうまく立てない。何より、タクヤががっしりと乗っかっていて動けない。
「さぁ…て…」
タクヤはゆっくりと自分のネクタイを外し、水色のシャツのボタンをひとつひとつ外し始めた。だんだんあらわになる胸板。タクヤって着やせするタイプなんだ。私はごくりと唾を飲み込んだ。たくましい上半身が裸になると、タクヤは私におおいかぶさり、またキスをした。
「やめて」
私は何とかタクヤの下敷きになっている格好から抜け出そうと身をよじり、仰向けからうつぶせの姿勢になった。そのとたんに、服の上から両胸をわしづかみにされた。
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