休日の旦那様は困ったちゃん
礼儀正しくてまじめと評判の、耕哉(こうや)。でも彼には秘密(?)があった。彼の秘密は妻の心美だけが知っている。耕哉はベッタベタなスケベ男だ。彼は休日の朝になると心美にエッチな格好をさせてそれを鑑賞して楽しむのだ。
私のご主人様は少し変態の部類なんじゃないかと思うの。
普段はまじめで礼儀正しくて「心美(ここみ)さんの旦那様は本当によくできた方ね。うちのバカ亭主と取り替えてほしい」
とマンションの奥様方にまじめな顔でため息つかれるんだけどね。
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休日の朝、その旦那様のたってのリクエストで、裸に耕哉さんのカッターシャツだけを羽織った姿でフレンチトーストを焼いてる私を見たら奥様方は果たして同じことが言えるのかしら。
プルプルとシャツ越しにおしりを振って朝の支度に忙しい私を、耕哉さんは椅子に座ってじっと見ているの。
恥ずかしいやらおかしいやら。こんなこと喜ぶ人がに本当にいるのねって毎回あきれちゃう。
しかもそれが自分の愛する旦那様だなんて、笑い話でしかないわ。
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さらには私が作っていたフレンチトーストは今となってはフライパンの上でどんどん冷えていってるの。
耕哉さんのほしいものはフレンチトーストから私へ完全にスライドしちゃってるんだもん。
「やだ、耕哉さん。まだ朝ご飯できてない」
背後から抱きしめられた私は身動きできない。
耕哉さんはそんな私の言葉なんて聞いちゃいないんだ。
カッターシャツをめくって私の股間を探り始めているんだから。
「ん!耕哉さん。朝ごはん」
「朝ごはんは心美にする」
またそんなベタなこと言って。
耕哉さんたら休みの日はほんとにちょっと、ううん、かなり困った人になる。
こんな風に朝からエッチなスイッチが入っちゃうんだ。
普段お仕事で抑圧されているのかしら。残業も多いしオーバーワークの反動ならちょっと心配。
それともただの趣味?
「まだすべすべしているね。毛が生えるのが遅いのかな?」
耕哉さんが私の陰部を撫でまわしている。
このあいだの休日に耕哉さんの手によってきれいにきれいに剃毛された陰部だ。
つるつるの赤ちゃんみたいになってしまってる。
「誰のせいでこんな…」
「心美が動き回るたびに、シャツ越しにプルプルお尻が揺れるんだ。すっごくかわいかったよ。んー。最高」
耕哉さんの手が私の乳房を包み込むようにやんわりとつかむ。
フェザータッチに敏感な私の身体はもう反応している。
「心美の身体は素直だな。心美が素直な性格だからかな」
「あまり関係ないと思います。んっ」
耕哉さんの指が私の胸の先をこねくり回し始める。
ツンッとしびれるような快感が脳の中心あたりに伝わってくる。
「気になってたんだけど」
「んん。なんですか」
「もう濡れてるよね。心美」
「もういや。耕哉さんのばか」
実際耕哉さんの言う通り、股からすでにじんわりと愛液の先走りが滲みだしている。
「ばか、耕哉さんのいじわる」
鼻から息が抜けてどうしても甘えるような口ぶりになってしまう。
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