仲良し夫婦の生活
蒼汰と彩は二人目を考えている夫婦。うまく時間が合わずに、タイミングを逃してばかり。そんなある日、子供のまゆを寝かしつけて久しぶりのチャンス。そして、そのままリビングで始まる久しぶりのセックス。子供が起きないように気を付けながら。
「まゆ、寝た?」
リビングのドアが開き、蒼汰の姿が見えると声を掛けた。
「うん、やっと寝た。俺が寝かそうとしても、ママがいい~って散々泣きわめいてさぁ、泣き疲れて寝てくれた~」
「片付けしてても聞こえたよ。お疲れ様~」
蒼汰がソファに腰を下ろした。
私も洗い物が終わり、彼の横に向かう。
「終わったの?彩もお疲れ様」
私の頭をわしゃわしゃと撫でる。
「ちょっと~、髪の毛が~…やめてってば~。もう!」
彼の手を退かそうとすると、私の右手を掴まれた。
キョトンとしてしまったが、顔を彼に向けるとキスをしてきた。
「久しぶりだし…今日はここでしよっか…」
軽くキスをするとそんな事を言い始めた。
子供が出来てから、中々タイミングが合わずご無沙汰だった。
「え?ベッドじゃなくて?」
「寝室にはまゆがいるし…それに、ベッド以外ってのも気分が盛り上がると思わない?それに、そろそろ妹か弟が欲しいって言ってたよ?」
彼に捕らわれたままの手は、私の頭の後ろに回され顔が近づいてくる。
「…嫌?…ダメ?」
唇がつく寸前に動きが止まり、再度許可を求めてくる。
触れるか触れないかのギリギリの距離。
「…嫌なわけないじゃん…私も二人目欲しいし…」
軽く唇が触れながら答えると、いきなり口を塞がれ押し倒された。
「…なんでそんなに可愛いの?も~…我慢できなくなるじゃん」
片手は頭の上で抑えられた。
離された唇が欲しくて、自由になる左手を蒼汰の後頭部に回し引き寄せた。
「蒼汰…キス…もっとしたい、です」
「彩…いつからそんな積極的になったの?」
そこからは息を吸う間もなくキスがくる。
下唇を甘噛みされたり、そのまま唇を吸われたり、何度となく繰り返された。
「そ、た…舌出して?もっと、キスしたい」
「…俺も…キスしたい…」
でも、声は抑えてね?と言い終わる時には口が塞がれていた。
唇は閉じていたのに、彼は舌を捻じ込んできた。
既にTシャツの中に入っている彼の手が下着の中にある乳首を見つけ出し、執拗に撫でる。
「ん、ちょ…ぁん…ま…て、んぁ」
主張を始める乳首を摘まれ、声を上げてしまった。
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