ご主人様とメイドは書斎で密会を繰り返す

・作

住み込みでメイドをしている私。奥様が浮気していると知り、ご主人様に報告しようか迷っていたが、気づいたらご主人様がいる書斎の前に立ちノックをしていた…!しかしご主人様は奥様の浮気に気づいていて、私に好意があると告げられる。自分の気持ちもご主人様にあると気づき、抱きしめてしまっていた…!

かなり大きい家で住み込みのメイドをしている私。

ご主人様は若くて某IT企業のイケメン社長であり、奥様と愛犬とこの豪邸に住んでいる。

ご主人様と奥様は結婚して3年だというが、3年経っても、それはそれは仲睦まじく、見ていて微笑ましい。

こんな豪邸に住めて、イケメンで優しい旦那様がいて奥様も幸せだろうな。

しかし、子供はいない。

今は2人の時間を楽しみたいのだろうと思っていた私だった。

*****

この豪邸の家事をするのにメイドは私1人しかいない。

朝早くから起きて、ご主人様と奥様の朝食を用意して、掃除や洗濯をする。

下着類は手洗いし、あとは全てクリーニングに出している。

家までクリーニング屋が来る毎日に、私はリッチだなぁと感心していた。

しかし1番大変なのは掃除だ。

掃除機を全部屋かけるのに2時間はかかる。

そこからふき掃除をして、細かいとこも念入りに掃除して、気づくと夕方になっている。

買い出しに行って、夕食の準備をして、後片付けをして、ようやく私の1日の業務が終わる。

そして後片付けをしていたある日、

「今日も1日疲れたなぁ」

と、独り言を呟いていたら、後ろから

「お疲れ様、今日も1日ありがとね」

ご主人様が声をかけてくれたのだ!

ご主人様は私にも優しくしてくれて、たまにだけどこうして労りの言葉をかけてくれる。

それがとても嬉しくて、癒やしになっているくらいだ。

しかし奥様に声をかけられたことはないし、目が合ったこともない。

奥様にとって私は透明人間なのだろうか。

それか家事をするロボット?

私は奥様が苦手だ。

*****

奥様はご主人様が会社に行くと奥様もどこかに出掛けて行く。

大して気にもしてなかったけど、この前知らない男性を家に入れていた。

そして奥様に初めて声をかけられたのだ。

「この人は私のお友達だけど念のため主人には黙っていてちょうだい」

「あ、はい」

「私の部屋には入らないように」

「かしこまりました」

このあと2人は奥様の部屋に消えていった。

しかし、気になって仕方のない私は奥様の部屋の前で、こっそり聞き耳を立てていた。

かすかに聞こえる声…

「もう我慢できないの?フフッ」

「あっあんっすごくイイわッもっとしてちょうだい!」

…!あの2人セックスしてる!?

奥様はご主人様との豪邸で他の男と交わっている。

やばいことを知ってしまった私は困惑と同時に興奮を覚えた。

ご主人様が知ったら悲しむかな…

悲しむよね、絶対ショックを受ける…

ショックを受けるご主人様を想像して、胸が熱くなり、なぜだかご主人様に無性に会いたくなった。

*****

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