彼が出張中に玩具で思いっきり一人エッチ!…のはずだったのに。なんで?! (Page 3)

自然とバイブを抜き差しする手が早くなり、中がうねってバイブが出ていくのを引き留めようとする。

「あぅ…ん…っ」

無意識のうちにボタンを探した手がバイブの振動を強めるのと同時に、もう片方の手でクリの皮をむいて撫であげる。

「ああああっっ!」

腰が浮き上がり、つま先に力が入る。バイブを押し込んでいた手に吹き出した愛液がべったりと付いた。

「はぁ…はぁ…」

全身から力が抜け、手も脚もだらりと投げ出した。

未だスイッチの入ったままのバイブがくぐもった音を立てながらだんだんと抜けていくのを、快楽の余韻の中感じていたときだった。

「……え?あああああっっ!!!」

私の背後から伸びた大きな手がバイブをつかみ、一気に中に押し戻したのだ。

「ひっ!あああっ!あんっ!」

引き起こされた身体は厚い胸板に抱え込まれ、脚は閉じられないように片膝を手で固定されている。

何が起きたのか把握できないまま強い快楽を叩きつけられた私の耳に、不機嫌そうな、それでいてどこか面白がっている声が聞こえてきた。

「俺がいないと思って一人遊びか?胸用のバイブなんて初めて見たわ」

なんで…今日は出張じゃ…?

「出張は来週に変更になった。そんなことより、ほら。お前の大好きなバイブ、もっとよく味わえ…よ!」

奥に届いているバイブの振動がさらに強まった。その強い刺激のまま荒々しく出し入れされる。

「イってる…イってるからぁ…ああっ!」

ガクガクと体が震え、凶暴なまでの快楽に目がチカチカする。

「こっちでもイケるか?」

膝が開放されたことに気づく余裕もないうちに胸の吸引バイブの振動が変わって、新たな別の快感を生む。

「……っ!!」

胸を突き出すように背をのけぞらせ、中のバイブをギュウっと締め付けた私の痴態を、智洋がじっと見ていた。

*****

「なぁ、これなんかどうだ?」

うつ伏せになって腰だけを上げた状態の私の目の前にスマホが差し出される。

ショッピングサイトのアダルトグッズページが映された画面を見る私のあそこには、今は智洋が入っている。

「はは。気に入ったみたいだな。見た途端に中が締まったぞ」

ゆるゆると腰を動かす智洋は私の反応がお気に召したらしく、気持ちよさそうに笑っている。

私の一人エッチを見られてから、私たちのセックスは少し変わった。

ちょっと意地悪になった彼が、玩具で私をイカせてから身体をつなげるようになったのだ。

玩具も二人で選ぶようになった。

それもまた、二人だけの楽しい時間だ。

Fin.

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