彼が出張中に玩具で思いっきり一人エッチ!…のはずだったのに。なんで?! (Page 2)

智洋とのセックスは優しく甘い、大事にされていると実感できる時間だ。この人と付き合って本当によかったって思える時間。

心は十分に満たされる。けど、優しいだけじゃ私の身体は満たされない。

それに気付いたのは付き合ってしばらく経った頃だった。

ちょっと後ろめたい気持ちはあったものの、欲求には勝てなくて。

彼に会えない日に一人で玩具を使ったら、やっぱりすごく気持ちよくて。後ろめたさなんて吹き飛んだ。

それ以来、会えない日が続いたときなんかは玩具を使って気持ちよくなることが当たり前になった。

同棲を始めるときは玩具を処分しようかと思ったけど、あの快楽を捨てる決心はつかなくて、バレないように新居に持ち込んだ。

そして智洋が出張や飲み会でいないことが確定している日には、いそいそとお道具を持ってバスルームにこもるのだ。

ぺたり。

浴室の床に座り込んでから、ローションをたっぷり手のひらに取る。

足を曲げて立てたまま、背中をゆっくりと倒していく。床はひんやりしているけど、身体は熱く疼いていく。

両手で揉み込んで温めたローションを胸にとろりと垂らせば、もう快感を得ること以外は考えられなくなった。

ぬめった手で乳房を脇から持ち上げ、左右の人指し指を円を描くように動かせば、まだ触れてもいない胸の突起がピンと立ち上がる。

広げた手のひらで突起の先端だけに触れてそっと動かす。

「…んっ」

神経を集中させて小さな快感を拾っていけば、無意識のうちに開いた脚の間からとろりと蜜が滴った。

たまらず手を伸ばしてローターを取り、さらなる快感を待ち望んでいる胸の先端に取り付けた。

ぴたっと張り付いたローターのスイッチを入れれば、敏感な突起を吸い上げながら、内側についた柔らかいシリコン製のトゲトゲが細かく振動する。

「ああっ!」

急激に強くなった快感に思わず声が出て、狭い浴室内に響き渡った。

普段の自分からは掛け離れた艶めいた声に聴覚を刺激され、ますます下腹部が熱く切なくなる。

胸への刺激はローターに任せ、割れ目に指を這わせれば、ローションとは異なるぬめりが誘うようにあふれていた。

その蜜を指にまとわせ入り口をこすり、浅いところを出し入れすれば、もっと奥に欲しいと中がきゅっと締まる。

そんな中の切なさを感じながら体を少し起こしてバイブを手に取り、ローションをたっぷり塗りつけた。

無機質なローターにいたぶられる双丘の先に、限界まで開いた脚とてらてらと光るバイブを握った自分の手が見える。

これからあの長いものを自分で自分の体に押し込むと思うと、それだけでゾクゾクと背筋を快感が駆け上る。

「ふ…ぁ……」

ぐぷり。

ローションと愛液ですべりのよくなったバイブは、するりと私の中に入ってきた。

小刻みに抜き差ししながら、気持ちいいところに当てつつ最奥まで押し込む。

ここまでくればもうローションなんて必要ない。体の奥から止めどなく、はしたない愛液が湧き出てくるからだ。

根元まで全部のみ込んだら、ふぅ…と息を吐いてバイブのスイッチを入れる。

「ああっ!」

かすかな稼働音がお腹の奥から響き、振動が狭い通路全体に行き渡る。

左右に回したり前後にゆっくり動かしたりすれば、だんだんと息があがり、呼吸が浅くなっていく。

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