服従エッチ。尽くし癖で振られた私にピッタリな相手は、憧れの上司でした。 (Page 3)

「移動しようか」

*****

着いたのは、主任の部屋だった。
物が少なくて、モノトーンのモデルルームのようだ。

「おいで」

家に着くなり私の手を引き、そのまま寝室に辿り着いた。

ふわふわとしていた意識は、家に着くまでに少しずつ覚め、我に返った私は声をあげた。

「あのっ藤井主任、私…」

全く拒否できないまま、のこのこと寝室にまで来てしまった。

彼に振られたてホヤホヤなのに、私は何でここにいるのだろう。

「どうしたの?」

優しく問いかけられて、言葉に詰まる。
でも付き合ってもいない男性と寝るのは、いかがなものか。

「私、まだ彼と別れたばかりで…」

「うん、知っているよ」

「藤井主任とも今日初めてこんなに話して」

「そうだね」

「藤井主任のこと、正直素敵だなって思ってます、でも」

穏やかに返事をしてくれる主任に、私は言葉を紡ぐ。

「付き合ってもいないのに、こんな…ことするのは、いけないかなって」

緊張に少し震えながらそう言い、藤井主任の顔を見上げる。

すると藤井主任は、一瞬きょとんとした後「そっか、ごめん」と笑った。

「ずっといいなって思ってたんだ、君のこと」

「…へ?」

「だから今日あの話が聞こえた時にね、チャンスだって思った」

藤井主任が、私との距離を詰める。
私は突然のことに、その場で固まる。

そんな私の手を、藤井主任は掴んだ。

「今日少しでもいいなって思ってくれたなら、僕と付き合ってみない?」

「藤井主任…」

真剣な瞳に、心臓がうるさく音を立てる。

ものすごく顔が熱い…
きっと顔は真っ赤になっていることだろう。

「ダメかな?」

もしかして、策士なのではないだろうか。
首を傾けて、私の顔を覗き込む彼。

(藤井主任に勝てる気がしないんだけど…!)

「…ダメじゃ、ないです」

結局私は、そう答えていた。

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感想・レビュー

6件のレビュー

服従エッチ。尽くし癖で振られた私にピッタリな相手は、憧れの上司でした。のレビュー一覧

  • 何や

    今回は標準語かいな
    社内恋愛は あかん
    燃え上がっている時はええけど
    冷めたら最悪やで
    知らんけど

    杏子 さん 2025年6月11日

  • 乙女心か

    尽くした男と別れ
    その隙に
    うまいことを言ってくる男と
    情けないやら
    同感しながら読みました

    清花 さん 2025年6月11日

  • もっと

    ストーリー的に迫力不足かな
    もっとグロくエロい作品を希望します

    亜由美 さん 2025年6月12日

  • 良かったー

    彼がスマホで拝読している隙に
    パジャマとパンツを脱がし
    なめなめしてから騎乗してしまいました😋
    新作待ってまーす

    真由美 さん 2025年6月12日

  • 私も経験者

    以前課長と交わってましたが
    相性は変わり変化する物です
    通り過ぎて行く
    男の一人に過ぎません
    まー病気の感染症みたいな物ですしょうね
    熱は必ず下がりますよ

    奈々子 さん 2025年6月13日

  • だめだよ

    社内恋愛からのエッチは絶対だめ
    中には結婚するカップルも居るけど
    殆どが性格の不一致とかで
    すなわち性格の不一致はSEXの不一致だと思う
    いくら尽くしてもだめ

    由紀 さん 2025年6月13日

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