もう一度、好きになってもいい? (Page 3)
「あっ……ん、んんっ……!」
「七海さん、すごく感じやすいから……俺、夢中になっちゃうよ……」
舌と指の連携に、理性が崩れる。
快感の波に呑まれ、体が勝手に跳ねる。
呼吸が乱れ、胸が切なく疼く。
「……もう、入れて……お願い……」
「俺も……我慢できない」
ゴムの音がして、彼の熱が私の入り口を押し広げる。
「うっ……七海さんの中、やっぱすげぇ……」
「あぁっ……! ゆう、ま……!」
ゆっくりと、でも奥まで。
彼のものが私の奥深くに届くたび、甘くて切ない波が体中を包んでいく。
「好き……っ、好き……」
「俺も……俺も、七海さんが好きだよ……!」
何度も貫かれ、何度も泣いたあの夜の記憶が、重なっていく。
別れたはずなのに、忘れようとしたのに彼は、私の中にちゃんと残っていた。
「あのとき、無理にでも一緒にいたらよかった」
「……今からじゃ、ダメかな」
彼が私を抱きしめたまま、静かに言った。
「今からでも……もう一度、好きになってもらうって、無理?」
私は、返事の代わりに彼の首に腕を回した。
涙が溢れるのを隠すように、再び唇を重ねる。
終わったはずの恋の続きを——今夜、もう一度始めてみたいと思った。
Fin.
女性には
その気になったら
年齢差など
関係ありませんよ
そのときが同じ大切な時だと思います
大切な時間です
真中 さん 2025年6月1日