3年後のふたり (Page 3)
「ひどく自慢げにね。きみの夫君はきみとのセックスの話を僕に披露してくれたよ」
「あ、そんな。うそ。ああ……。なぜ」
「自慢したかったんだろうな。僕がきみのことを好きだったのを知っていて。あまり仲の良い兄弟じゃなかったしね」
悟は自分のズボンに手をかける。
「でもまあ」
そそり立つペニスが見えた。
「生き残ったものの勝ちだ」
ペニスの先端が膣口に押し当てられ、ゆっくりと肉を割って中に侵入して来る。
「ああ。あ!ああ」
松子は小刻みに震えながらその侵入をなすすべなく受け入れた。
もはや膣内はぬめりのある愛液でびしょびしょで、複数回高みを味わった松子のからだは男を欲してやまなかった。
「んん。あ、あふ」
「気持ちいいかい。松子さん」
悟の肉棒が松子の内部の粘膜をこすり上げ、肉壁をよじり、子宮をえぐる。
「んあああ。ああ!あああ」
松子は声を抑えることもなく、ひたすら男の挿入が与えてくれる快感に酔いしれた。
「ここを突かれるのが、好きなんですよね」
悟はそう言うと、松子の腰を掴みグッグッとペニスを奥へ押し込み、松子の弱いところを突いた。
「あう。ああ、あん。悟、さん!」
陰部がぎゅうぎゅうに収縮して悟のペニスをしめつける。
悟の痛々しいまでに張りつめたペニスから精子を搾り取る、無意識のおんなの肉のうごめき。
「うううう」
悟はたまらずからだを震わせながら射精した。
「あうう。熱い。ああ」
松子の中にドクドクと精液が注ぎ込まれる。
「ああ、すいません。中に」
「……大丈夫」
松子は快楽にうっとりとした表情を浮かべながら、悟を見つめた。
その艶冶な視線に悟はつばをごくりと飲む。
「でも、いまのままじゃ、満足、できないわ」
「どういうこと?」
松子はうっすらと笑いを浮かべる。
「優等生のお習字みたい。訂正すべきところはないけれど、面白くないの。もっと、悟さんを見せて」
悟は松子に煽られて、顔を上気させた。
「言うなあ。松子さん」
「死人とセックスする趣味はないの。あなたをちょうだい。わたしをこれからも愛するというのなら」
「……そうだな。確かに」
悟は小さくうなずくと、松子の中で半勃ちのペニスを再び動かし始めた。
「悪趣味だったよ。松子さん。これからは僕が、僕のやり方であなたを愛でるよ」
「そうよ。お習字ならお手本は、必要だけど。あなたが欲しいの。悟さん」
悟のペニスがみるみる硬くなる。
「ああ、松子さん。好きだ。僕で感じてくれ。松子さん」
松子の膣を悟の肉が押し開き、水感のたっぷり混じった抽送音が部屋にひびき渡る。
松子は3年ぶりのおんなの喜びに盛大に喘いだ。
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