後宮夜話。残り物のユーチェン (Page 2)
皇帝はユーチェンの豊満な胸を揉み、再び乳首を口に含んだ。
「ああ、なんで」
胸元から伝わってくる甘い刺激にユーチェンは唇をかんだ。
そうしておかないとはしたない声が漏れてしまいそうだからだ。
胸の突起から伝わってくる快美感がもたらすものはうぶなユーチェンを翻弄する。
突然皇帝の指がユーチェンの唇を割って侵入してきた。
「?」
「唇をかむと唇の形が悪くなる。ユーチェン。恥じらうことはなにもない。可愛い声を聞かせておくれ」
「そうは申されましても……。はしたなくて……。こんな。ああ」
「はしたなくはない。とても好い。どんな美しい鳥のさえずりの声もかなわない。さあ、鳴いておくれ」
皇帝はそう言うと、再びユーチェンに口づけた。
ユーチェンはその口づけに目をとろりとさせた。
*****
「う、ああ。いけません。そんな、そんな。ああ。みかど」
ユーチェンは信じられない思いで、身をこわばらせていた。
皇帝は今やユーチェンの下腹に顔をうずめ、指と舌でユーチェンを昂らせようと奮闘しているのだから。
「あ、ああああ。あん」
皇帝に抱かれるためにそこは丹念に手入れされていた。
それにしてもそんなところを他人に見られるのはひどく屈辱的な話だ。
だが恥じらいとともに「もっと触れてほしい。もっと可愛がってほしい」と思わせる悦楽の波がユーチェンを襲ってくる。
甘くむせかえるような雌の香りが愛液とともにユーチェンの股から漂い出す。
その香りは皇帝をも狂わせる。
皇帝は自分の夜着を剥ぐと、男性器をあらわにした。
ユーチェンの脚をさらに大きく開かせると男根をユーチェンのまだ荒らされたことのない女性器にゆっくりと沈み込ませる。
「―――――!!」
ユーチェンは声にならない叫び声をあげた。
先ほどまで入っていた指とは比べ物にならない充満感。
圧倒的な質量の異物が体内に攻め入ってくる。
今まで味わったことのない男の肉の感触にユーチェンはイヤイヤと首を振った。
「苦しいか?我がきさきよ。だがこれに耐え忍ぶのがお前のいちばんの務めだぞ」
皇帝はユーチェンの耳元でささやきながら腰を振る。
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