裏切りのクリスマスイヴが思わぬことになりました (Page 8)
「待って中田君…もう…んんっ、だめ…」
「名前で呼んで」
「はぁ、んっ…名前?」
「俺の名前」
早く呼んでと言った途端、子宮の奥まで突き上げられた。
「あぁん!しっ…慎二君っ」
「もう名字で呼んだらダメだからな。もし呼んだら…」
「やぁぁっ!あぁ…あん!」
腰を高く持ち上げられ、さらに奥深くへと突かれた。
彼の目の前に露になっているであろう、自分の中心を想像して恥ずかしくなる。
そして、慎二君のトナカイのカチューシャはずれ落ち、私のサンタコスプレもいつの間にか腰の所に全て集まっていた。
「エロいサンタさん」
ニコッと笑う慎二君は嬉しそうに、露になった私の両胸を優しく揉み始める。
「んん…」
「疲れた?でも、まだクリスマスはこれからだぜ?」
快感に溺れ、繋がったままくたっとしている私を抱き起こすと、再び激しく突き上げた。
しかも今度は途中でやめることがない。
「まっ、待って!あぁん…!」
頭も喉も熱い。身体はそれ以上に熱くて力が入らず、ただ彼にしがみつくしかなかった。
…が、その瞬間肩や胸の辺りにひんやりとした感覚がして、驚いた私は慌てて顔を上げる。
自分の身体を見ると、ひんやりとした部分には大量に生クリームが付けられ、ご丁寧にイチゴまで乗っかっていた。
「慎二君、これは…?」
「あれだよ」
指差した方にはテーブルに置かれたままのクリスマスケーキがあり、彼の指にも生クリームがたくさん付いている。
「こうした方が美味しく食べれるだろ?」
慎二君は私の肩に付いた生クリームを舐め取ると、今度は胸へと舌を伸ばして丁寧に掬い取った。
そして、イチゴを取ると私の口へと入れると、そのままキス。
「甘い…んっ」
イチゴの汁が口の端から滴り落ち、首筋を伝う。私の身体は生クリームとイチゴまみれだった。
「メリークリスマス、真央」
唇を離すと、ぎゅっと私を抱きしめながら優しく私の耳元で囁く。
壁に掛けられた時計を見ると0時になっていた。25日、クリスマスだ。
「メリークリスマス、慎二君」
私も彼を抱きしめ返す。少し彼の背中が冷たい。
ふと窓を見ると、カーテンの隙間からチラチラと雪が降るのが見えた。
無我夢中で気付かなかったが、いつの間にか部屋は冷たくなっていたのだ。
「ベッド入るか」
「うん、床は冷たいね」
同じことを考えていた慎二君がひょいと私を持ち上げてベッドに移動する。
「んっ…急に動かさないで…」
てっきり抜くと思っていたのに、そうはせずに、むしろわざとらしく奥へと沈み込ませて移動した彼の頬をつねった。
「痛っ、いいじゃん。だって…」
もう離したくないんだよ…と私の耳元で囁くと、私を布団の中へ引き入れたのだった。
Fin.
ネタバレ含みます。
午前0時すぎても元カレから連絡ないって言ってるのに行為後に時計が0時になってるの時空の合間にいます??😅
ほ さん 2024年3月8日