その瞳に焼き付けて (Page 4)

熱い息を吐きながら、じっと三田さんを見つめる。今この時点では言葉より瞳の方が雄弁な気がした。三田さんの瞳も私をじっと見ている。今この瞬間も瞳に焼き付けておきたい。それと同時に彼の瞳にも焼き付けたかった。

「ここまでにしようか」

「えっ…」

「避妊具の持ち合わせがないし、確かにキツイけど女の子の方が負担が大きいから…」

そういって離れようとする三田さんの腕をつかみ抱きついた。慌てたような声を上げた彼の耳元でささやく。

「私のバッグのポーチの中」

以前もらったものを化粧ポーチに入れていたことを思い出した。友達からネタのようにもらったものだけれど問題ないはずだ。入れてあったことも忘れていたけれど、もらってからそれほど時間が経っているわけではないし。
私の化粧ポーチを取り出し、ナカから銀色のパッケージを取り出し私を見た。いいの?と言いたげなのを察し小さく頷く。かちゃりとベルトを外す音がした。涙の跡が残る頬や目じりにキスをされる。甘やかすような軽いキスだった。
勃ち上がるモノに避妊具を纏わせ、入り口を擦られる。

「来て」

その一言と共に奥まで熱いモノが突きこまれた。

「んんっ!んーーっ!」

唇がほどけそうになるのを懸命に抑えた。彼の瞳に自分の姿が映りこむのが見えて、見つめられていてた時に感じた熱が快感と一緒に戻ってくる。すでにぴったりと吸い付いていたナカがさらにきゅうっと締まった。

「めっちゃ締まる、ごめん、あんま持たないかも…」

余裕のない顔にすら胸が高鳴る。ゆるゆるとした律動はだんだんと早くなり、ぐっと腰を掴まれた。それと同時に最奥を突かれ、信じられない快感が背筋を駆けあがる。そこに当たるたびに言葉にはしづらい快感が背筋をぞくぞくと震わせた。

「んっ、そこ、いいっ」

ほぼほぼ吐息というのに近いささやきだった。

「Pスポット。顔とろっとろ、可愛い」

指で擦られたいいところもPスポットも突かれ、お互いの熱い吐息が混ざり合う。深いキスに首に腕を回す。キスで声を封じ込まれたまま、一際深い絶頂がおそう。

「んぅーーっ!」

ぎゅうぅっとナカが締まる感覚。辛そうに歪んだ顔、抱きつく力を強くする。

「つぅっ、あっ」

短い声と共にナカのモノが脈打ち、抱きついていた腕からっふっと力が抜けた。

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