私の彼氏が○○がしてみたいと言い出した (Page 2)

カーテンを引いて薄暗い澄人さんの部屋で、私は一糸まとわぬ姿で椅子に座っている。擦れるとあざみたいになるからと少しゆとりをもって手首に縄がかけられた。赤い縄に体が縛られていくのは何とも言えない光景だった。胸を強調するように縄を通した。

「本当は手首と足首を一緒に縛りたかったんだけど、姿勢に負担がかかるといけないからね。こんなことするのは那美が初めてだし」

「うう…、ずっと未経験であって欲しかった」

「なんで?白い肌に赤い縄が映えて綺麗だよ、那美」

手首を縛らているせいで、体を隠すこともできずささやかな抵抗として身をよじらせてみたがより胸を強調する結果となった。澄人さんが真正面に座り、私の全身を舐めるように見ている。それを意識すると体温が少し上がった気がした。澄人さんに縛られて、みだらな姿をさらしているこの異様な状況が正常な判断力を狂わせた。

「もっと言って、澄人さん」

私は強気に笑って見せる。何が私をそこまで強気にしたのかわからない。澄人さんの唇が弧を描く。

「綺麗だよ、那美」

*****

鑑賞の時間は終わったのか、抱き上げられベッドの上に降ろされた。ベッドサイドの引き出しから出されたものを見て、全身の血の気が引いた。

「え、澄人さん、それは…」

「電マ。一度こういうのを使うのもいいかなと思って。気持ちいいことは嫌いじゃないでしょ?」

「そ、そうだけど…」

ヴーと低くうなる機械が縛られ強調された胸にぐっと押し付けられた瞬間、震えが全身を走った。
刺激に尖る先端に押し付けられ、激しい振動が全身を痺れさせる。反対側は澄人さんに舐めしゃぶられ、まったく違う快感が押し寄せる。ほとんど身動きができない状態で、私は嫌々と首を振る。

「ふえ、あ、ああぁっ!や、だめ、だめっ!あぁっ、んーーーっ!」

声になりきらない嬌声が口から漏れる。溢れ出した蜜が縄にしみ込む感覚がした。体のラインを電マでなぞられるだけで、ぞくぞくっと背筋が震えた。当たるか当たらないか絶妙ともいえる距離で脚の付け根を撫でる。指で触れられるよりも強烈な快感に頭がくらくらする。かろうじてやや自由が利く脚をバタバタさせて抵抗を試みたけど、自由が利くといってもそれでもかろうじてだ。あっさりと抑え込まれ、がばりと大きく脚を開かされる。

「やだやだ言うから心配だったけど、縄の色が変わるくらい濡れるなんて。よかった」

もうろうとした意識の中で、今怖いことを聞いた気がする。相変わらず低く唸る電マをぐっとクリトリスに押し当てられた。快感と振動に全身を震わせる。音にすらなりきらなかった悲鳴じみた嬌声が部屋の空気をわずかに震わせた。

「やぁーーーっ!あ、だめっ!も、やめてっ!あぁ、だめぇっ、イくぅっ!」

「もうイキそう?イッていいよ。見てるから。イッて、那美」

名前を呼ばれると同時位に視界から色が消えた。

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