ピアノレッスンで淫らに染められて……

・作

今夜も先生のピアノレッスンが始まる。レッスン中は下着の着用を許されない。先生のしなやかな指が私のしこった乳首や秘めやかな部分を刺激する。それでも私はピアノを弾き続けなければならない。敏感なクリトリスを押しつぶされ、思わずミスタッチをしてしまうと、怒った先生は私に淫らなお仕置きを始めるのだった。

いつからかピアノの調べは、私のあそこをしとどに濡らすようになった。自分で奏でるピアノの音色を聞くだけで、体中の血液が沸き上がったかのように火照り、耳たぶまで真っ赤に染まっていくのがわかる。

1年ほど前から始まったピアノレッスンが、私の身体に変化をもたらしていることは明らかだった。

今夜も先生は、レッスンが始まると同時に私のブラウスのボタンに手をかけ、ひとつひとつ外していく。

次第に私の胸が露わとなり、すでにほんのりと汗ばんでいる乳房の上半分がさらされた。

先生は羞恥に赤く染まる私の横顔をじっと凝視したあとで、再びボタンに手をかける。やがてプルンと音を立てそうな勢いで双乳が弾みでた。

乳房の頂には、すでに恥ずかしいほどにしこった乳首がまろび出ているに違いない。

ピアノレッスンの間はブラジャーを付けることを禁じられている。鍵盤を弾くたびに乳首が直接ブラウスにこすれることで、繊細な音を出せるようになるのだという先生の教えを、私は律儀に守っていた。

先生が止めるまで、レッスン中はなにがあってもピアノを引き続ける約束になっている。

だから先生の指が乳首をいきなりピンと弾いても、摘まみ上げても、私は鍵盤を引き続けなければならない。

乳首の頂点からツーンとした快美感が広がり、上半身がガクガクと震え出しても、それでもミスタッチは許されない。

先生は後ろから手を伸ばし、私の張り詰めた乳房をタプタプと揉みたててくる。そのたびに私の双乳は大きく形を歪ませながらも、先生のしなやかな指を弾き返す。

もし、この淫らなレッスン風景を他人が覗き見たならば、腰を抜かさんばかりに驚くに違いない。

でも、この秘密のレッスンは私自身が望んだものだった。先生の教え子が、S国際ピアノコンクールで優勝したことは周知の事実だ。

彼女は天才ピアニストとして世界の檜舞台にデビューを果たし、たちまち時の人となった。

彼女のようになりたいと思った私は、彼女に授けたレッスンを私にもしてほしいと先生に懇願したのだ。

弟子入りを希望する多くの若きピアニストのなかから、なぜ私が選ばれたのかはわからない。ただ周囲の人が言うには、大成功を収めた彼女と私の容姿が瓜二つなのだそうだ。

そういえば最初の頃、先生は何度も私の名前を彼女と呼び間違えた。私のピアノレッスンを通して、先生は彼女の幻影を追いかけているのかもしれない。それでもよかった。

先生の型破りなレッスンに初めのうちは戸惑ったものの、私のピアノの腕前はめきめきと上達した。今では私のピアノの音色が、信じられないほどに甘美になったと噂になっている。

先生との秘密のピアノレッスンのおかげで、今年のS国際ピアノコンクールの三次予選にまで、私は進出していた。

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