旅先の開放的な雰囲気の中で (Page 3)
部屋に着いてドアが閉まるとほぼ同時位に抱き上げられた。
「うわわっ」
「色気ねー悲鳴。嘘でもきゃあとか言って」
「驚いたんだよ。急につま先浮いたから、心細かったの」
「晩飯にはまだ全然早いし、いちゃいちゃしようよ。せっかく二人なんだし」
まだ4時を少し過ぎたところだ。晩御飯には確かに早すぎるし、中途半端な時間だ。なんだかんだ小一時間プールで遊んだからか、これから散歩とかいう気分にはならない。
「いいよ?いちゃいちゃしたい…」
頬を撫でられて、プールサイドでしたときより深くキスをされる。咥内のいいところばかり舌でくすぐられて、逃げ惑う舌を絡め取られる。片手で器用にブラウスのボタンを外され、私も震える指で克樹のシャツのボタンを外す。部屋はちょうどよく冷房が効いていたはずなのに、しっとりと肌が汗ばむ。
「克樹、少し焼けた?」
「紬は白いまんまだな、所有の証がよく映える」
服で隠れる部分に赤い花びらのような所有の証。克樹好きだよな、キスマつけるの。中途半端に腕にまとわりついたブラウスを脱いで、唇へのキスをせがむ。克樹も羽織ってるだけになっていたシャツを脱ぎ、おねだりに応えてれた。指先に触れる肌はまだ少し冷たかったけれど、すぐに熱くなった。
「克樹、熱いね」
「紬は冷たくて、気持ちいい」
胸を包むように揉まれ、存在を主張している先端に唇を寄せる。柔く食まれ、腰が震え、わずかに漏れた嬌声。いつもよりじっくり時間をかけらえている気がする。ブラも腕から抜かれ、輪郭に沿って唇が滑る。先端にはほとんど触れてないのにピンポイントに刺激され、あと一歩足りない気持ちよさが頭の中をぐずぐずに溶かす。
「克樹、もっと…」
「欲しがりだな紬は。もっと、何?」
「あっ…、意地悪」
偶にちょっと意地悪なことを言ってきたりする。全部言わなくてもわかってるくせに。口ではそんなことを言いながら触れる手はどこまでも甘い。こらえきれない声が漏れ始めたころ、先端に強く吸い付かれ、急な強い刺激に快感が背筋を駆けあがる。
「や、あんっ!そんな、急にっ!」
「別に言うほど急でもないし、嫌じゃないでしょ」
「あっ、気持ちいい…」
それはよかったとか言いながらさらに大胆に攻めてくる。甘噛みしながら、あいてる方は手のひらで転がされる。交互に甘く噛まれ、転がされる。じわりと蜜がこぼれ、脚を伝う感覚がした。無意識に膝をこすり合わせると、ウェストをなぞりスカートを脚から抜いた。
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