夏の音は花火?それとも…淫らな音? (Page 5)

もうそこからは止まらなかった…。
それに、さっきのように手加減する気はない。

私はきつく結んだりっちゃんの唇に舌を這わせると、優しく彼の唇を包み込むように自分の唇を重ねる。
そして、片方の手で彼のモノをさすり上げながら、時々指先で先の方に刺激を与えた。

「んん!…っふぁ…はぁ…っ」

我慢しているような喘ぎ声が彼の口から洩れ出てくる。

もっと私の手で気持ちよくしたい…
そう思った私は、スッとりっちゃんの下着に手を入れると、直接固くなったそれを優しく上下した。

周りは熱くて柔らかいのに、芯が固く大きくなっていて、なんだか生き物を触っているような感じだった。
それと同時に愛おしい気持ちにもなる。

「りっちゃんのここ、なんだか可愛いね…」

「可愛いとか言うな」

「ふふっ、だって」

あまり見たことのないりっちゃんの焦ってる顔、珍しいなぁ。
可愛くて、愛おしくて愛おしくてたまらない。
 

「紗奈」

眉根を寄せながら、もう終わろうと言うりっちゃんの声を無視して、私はさらに2,3歩あゆみを進める。
そして、気づけばりっちゃんの背中は木に押し当てられる形になっていた。

傍から見たら、完全に私が襲ってる感じに見えるかもしれない…というか、襲っちゃってるんだけどね。

逃げ場を失ったりっちゃんは、あたふたしている。
そんな彼のお腹にそっと手を添えた私は、そのまま手を滑らせながら足の間へと再びしゃがみ込む。

そして、りっちゃんの浴衣の裾をめくり、パンツを下げた。

「おわ…っ!紗奈っ、ここでは…」

「じゃあ他の場所でならいいの?」

「そういうわけじゃないけど」

「誰もいないし…ちょっとだけ」

ね?と、私が上目使いで彼を見ると、りっちゃんは困ったような顔で辺りを見回している。

そんなりっちゃんを見た後、私は深呼吸。
目の前で大きくなっているりっちゃんのモノを、そっと手で握る。
それから、先の方をチロチロと舐めた。

「さっ…紗奈」

電流でも走ったかのように少しビクついたりっちゃんは、慌てた様子で私の肩に触れようとした。
でも、触れることはなく、その手は優しく私の頭に置かれる。

大きくて温かくて、安心感のある大好きな手だ。

でも、待って…私を止めるなら頭に手は置かないよね?
この状況を受け入れてくれてるってこと…??

嬉しくなった私は、さっきよりも舌先に力を込めて、先を引っ搔くように舐めた。
しょっぱい露がじわじわと零れ出てきて、私はそれを全て舐めとる。

「ふぁ…っ、んっん…!」

口いっぱいに含んだ彼のモノが、ますます大きくなるのが分かり、少しだけ苦しくなる。

「紗奈、もう…」

「ぷは…っ、りっちゃん気持ちいい?」

りっちゃんに声をかけられた私は、一呼吸置くために口を離す。
正直な話、最初りっちゃんのモノがこんなに大きいとは思っていなかったから、口でイッてもらおうと私は密かに目論んでいた。

だけど、口に入れてからも徐々に大きくなる彼のモノに、私の顎はすぐに疲れてしまっていた。
でも、これが私の中に入ったら…そう思うと、私の子宮がきゅんとする。

「紗奈…?」

彼のモノから口を離し、手で握ったまま動かない私に心配そうに声をかけてくる、りっちゃん。

そこで、私はさっきよりも大きく口を開いて、できる限り根元まで咥え込んだのだ。
思いっきり吸って、舌を絡めて、時折先の方を集中的に刺激して…。
もちろん、上下に手を動かして刺激を与える。

ビクンと震えるりっちゃんの太ももをそっと撫でながら、頭を上下させて舌で彼を味わう。

ぐちゅ…じゅぽっじゅぽっ…

重たい水音が飛び散るような音がこだます中、遠くで華やかな音が夜空に響く。

花火が始まったようだった。
だけど、花火に負けないくらいに、淫らな音が響く。
もちろん、その音はりっちゃんの耳にも届いていた。

「あぁ…紗奈っ、それやばい…ふぁっ、もう出そう…っ」

「らぁーめっ、んん…もほぉしゅこし…ふぁっ、んっ…!」

「う…待って…」

りっちゃんは少し強引に私を引きはがすと、そのまま私の両手首を掴んで立たせる。
それから、くるっと身を翻して私を木に押し当てた。形勢逆転。

「紗奈、挿れてもいいかな?」

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