憧れのお隣さんにハレンチな副業がバレてしまいました。 (Page 5)
「…っ、そんなの反則」
その言葉を皮切りにピストンが開始されると、彼の表情はガラリと変わった。
時折目を閉じて快感に溺れているところも、擦れあう部分を見つめているところも、視線が合って微笑んでくれるところも、少し汗ばんだ額にくっついた髪を掻き上げるところも、思い描いていた熱い夜の1シーンそのままで夢を見ているような気分になっていた。
でもこれが現実だと下腹部から湧き上がってくる快感が教えてくれる。
その快感は私1人だけのものではなく、森田さんと共有している2人のものなのだ。
「んあぁっ!森田さん…も、ダメ、きちゃう」
「ん~知ってる…中がすっごくぎゅうぎゅうだからさ。ねえ、一緒にイこ」
同じく絶頂を目前にしていることを感じ取っていたようで、一瞬笑顔を見せた後は一心不乱に快感に身を任せてピストンが激しさを増した。
中の圧迫感が増すと同時に快楽指数も上がって間もなく体の熱が弾けるのを感じた。
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「いろいろ急いちゃって申し訳ない。告白だなんだって言った後ではあるけど」
「私の方こそです。聞こえてるなんて思ってなくて…今まで、すみませんでした!」
「でもそれがあったから、今の僕らの関係に繋がったんだし。あ…申し訳ないついでに聞いてもいい?この玩具達のこと」
「あー…えっと、引かないでくださいね?その、副業で商品レビューをしているんです。文章でも書くしイラストでも描かないといけないので、使用感をしっかり表現するために届くたびに使っていたといいますか」
「へぇ、そんな仕事もあるんだね。目から鱗。でも、そのレビューって1人での使用感じゃなきゃいけないわけじゃないんだよね?」
「え?まあ、そういうルールはないですね」
「了解。それじゃあ今後は僕達2人でするときに使おう」
その言葉にさっきまでのことは夢でも、1度だけの熱情だったわけではないことを悟り、今後もまた肌を重ねるのだと実感して安堵とまた仄かな甘い期待が私の胸を支配した。
「お手柔らかによろしくお願いします」
Fin.
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