誰もいない真夏の夜の海。さざなみのそば、キスだけじゃ終われない。

・作

真夜中、プライベートビーチと化した誰もいない静かな海を散歩していたら甘い空気が流れ始め、キスだけで終われるわけもなく…。夜の海に見守られながら、立ったまま降り注ぐ愛撫に溢れ出す蜜は止まらない。もっと深く欲しいとお互いに激しく求め合って…。

静かな夜の海を、ふたり手を繋ぎ歩いていた。

海に入るわけでもないのに、雰囲気を味わうために水着を着て。

昼間とは違って穏やかで優しい波の音が幾度となく繰り返される。

しばらく砂浜を歩いていると見えてきた海の家。

昼間は大勢の人で賑わっていたこの場所も、夜ではすっかり静まり返っていた。

「海の家も昼間と違って誰もいねー!」

『こんな夜中に誰かいたら怖いし!』

なんて他愛もない会話をしながらゆっくりと流れる贅沢な時間を堪能していた。

自然とふたりは目が合って、真っ直ぐに見つめ合って、引き寄せられるように口付けを交わした。

ちゅっ、と、触れ合うだけの可愛らしいキスから、次第に角度を変えて吸い合う内に、徐々に脳が甘く痺れてきた。

僅かに開いた唇から舌を捻じ込み、私の逃げる舌を器用に絡み取る。

『…っ…んんっ…』

私の口内を甘く溶かして、離れていく唇。

ふたりを繋ぐ銀の糸が名残惜しそうにプツリと切れた。

和也の手が私の胸へと伸びてきて、水着の上から指先で優しくふたつの突起を押し潰す。

官能的な刺激を受けて、柔らかかった突起は硬く主張し始めた。

『はぁっ…和也…。こんなとこで』

「こんな所って、キスしてちょっと胸触っただけじゃん?その気になっちゃったのは花音の方じゃない?」

意地悪を言って、私の水着の隙間から指を差し込む和也。

「こんなにグショグショにして、淫乱♪」

『ッ!待って、あぁっ、だめぇ…』

わざと音を立てながら、私を翻弄するかのように動く指。

そのまま滑らせた和也の指によって、私の秘部に咲く小さな蕾は簡単に探り当てられてしまった。

静かな夜の海に、波の音と、私の秘部が奏でる淫らな水温が混ざり合って耳に届く。

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