眼鏡を取った彼は別人のように私を抱く (Page 2)

「今日も綾ちゃんのハンバーグは美味しいね!このスープも好きだなぁ」

今日も私の作った夕飯を褒めてくれる、優しい旦那さん。
眼鏡の奥にある優しい瞳で私を見つめた後、ハムスターみたいにハンバーグを頬張る姿が可愛い。

…ふふっ、でも今日はその可愛い顔を泣かせるくらい、私から攻めてみせるんだから!

「綾ちゃん、今日僕早く寝てもいいかな?」

え…!?

「明日中に片付けないといけない仕事があるんだけど、間に合わない可能性があるから早めに出勤したくて」

マズい!今日に向けてとびっきりの下着も着てるのに…!心も体も準備してきたのに、どうしよう…。

「あっ、それなら私も一緒に早く寝ちゃおっかな!」

「一緒に寝てくれるのは嬉しいけれど、綾ちゃん眠れるの~?」

そう言いながらも優人くんは私の手を引っ張って寝室へと向かう。
うーん、可愛いっ!

「…今日は我慢かな」

ベッドに潜り込んだ後、優人くんがしゅんとした顔で私を抱きしめる。って言いながら、彼のモノが少しだけ固くなっているのがパジャマ越しに伝わってきてるのよね。

よし!今日は優人くんを私から攻めまくって、刺激を与える。
そうしたらきっと、別の日に彼から激しく求められる!

頭の中でシュミレーションを行った私は、意を決して優人くんにキスをした。

「ふっ…んっ、綾ちゃん!?どうした…の…」

不意打ちのキスに驚きつつも嬉しそうにしていた優人くんだったけれど、キスをしながら彼の上に跨った私を見て目を丸くしている。
そうだよね、今までずっと受け身でしかなかった私が、いきなりこんなことしたら驚くに決まってるよね。

かぁっと顔が熱くなるけれど、今日は頑張るって決めたんだから…!!

「綾ちゃん…?」

不安そうに私を見上げる優人くんの顔を見た途端、私の中で何かが変わった。

優人くんの脚の間に入ると、私はパジャマの上から彼のモノを、そぉっと撫でてみる。
さっきまでは、そこまで張りつめた様子はなかったのに、少し触っただけで一気にそこが盛り上がってきていた。

「…っん」

優人くんの鼻から抜けるような声が漏れ出た。

眉根を寄せて切ない表情を浮かべる優人くんが色っぽくて、なんだかゾクゾクしちゃう…。
初めて見る彼の我慢するような声や表情を見ていると、もっと気持ち良くしてあげたくなった。

でも、いきなり下を脱がすのには抵抗があったから、まずはパジャマの上を少しずり上げて、彼のお腹にキスをした。

細身ながらも、程よい筋肉が綺麗なお腹にキスをしながら手を這わせて、盛り上がった所を目指す。

ちゅっ、ちゅっと静かな寝室に私が落とすキスの音と、優人くんの切ない息づかいが響く。

「んっ…はぁ、綾っ…」

そして私はついにパジャマのズボンに手を掛けて、ゆっくりと引き下げるとブランドロゴの入ったボクサーパンツが見えた。
もう、中心は大きく盛り上がっていて窮屈そうになっている。

少しピクッと動く彼のモノを下着越しにも撫でながら、今度はゆっくりとボクサーパンツのゴムの部分に指を掛けて下ろす…。
その途端、もう無理とでも言いたげな勢いで、彼のモノがぶるんと飛び出してきた。

今まで何度も優人くんと体を重ねてきたが、こうもまじまじと見たことはない。
正直グロテスクに見えるが、愛おしい旦那さんの一部だと思うと大切にしたくなる。

私は早紀が勧めてくれた『女性がリードするセックス』というサイトで読んだことを頭の中で呼び覚ましながら、優人くんのモノをそっと握り、上から唾液を垂らした。
それから、ゆっくりと手を上下させて優しく扱く。

ぐちゅ…ぐちゅ。

「綾ちゃ…ん、待って…っ」

徐々に激しく上下させていると、彼の息づかいが段々と荒くなってきて、片手はシーツを握りしめている。

優人くんが気持ちよさそうにしている、嬉しい…!
それなら、こうしたらどうなるのかな…。

彼の気持ち良さそうな顔を見た私は嬉しくて、彼のモノをパクっと口で咥えてみる。

「うっ…わっ」

歯が当たらないように気をつけながら、舌を絡めつつ口を窄めて頭を上下させた。
唾液まみれになったモノは、私が上下する度にぐちゅっと音を立てながら、さらに大きくなっている。

「まっ、待って綾ちゃん…!これ以上は…」

ラストスパートに向けて私が一層激しく扱こうとした…その時、優人くんが私の手首を掴んで止めにかかってきたのだ。

やや赤くなった頬に、乱れた柔らかそうな黒髪と荒くなった呼吸。

これだけでも十分私を煽っているのに、ずれた眼鏡を指で押し上げながら、余裕のない瞳で見つめてこられると、胸の奥がキュンと締め付けられる。

困った顔、快楽に溺れる顔、恥ずかしい顔…、私で優人くんが気持ち良くなっている姿をもっと見たくてたまらない。

「優人くん、もっとしたいから眼鏡取ってもいい?」

「あっ、眼鏡は…ちょっと、ダメかな…」

「え~?そう言えば、エッチしてる時も眼鏡したままだよね?邪魔じゃないの?」

そして私は、眼鏡を取られまいと抵抗する優人くんの腕をかいくぐって、眼鏡を取ることに成功した。

得意気に眼鏡を持って彼を見下ろしていると、ハッと短く息を吐く優人くん。
どうしたのかな?まさか、怒っちゃった…!?

「綾ちゃん、眼鏡取っちゃダメって言ったのに…。もう僕、我慢できなくなるよ?」

そう言って、優人くんは片手で髪をかき上げると、上半身を勢いよく起こす。
そして、気付いた時には形勢逆転。
私は彼に組み敷かれていたのだ…。

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