水泳のコーチはエッチな兄弟でした (Page 3)

それから3日後、水泳教室から連絡があった。

電話に出ると、相手は航大さん。無料体験レッスンを2回やるはずなのに、間違えて1回分だけで案内してしまったという。

そこで、今日は水泳教室は休みだけど、よかったらレッスンを受けない?と聞かれた。
ちょうど、ぶっ通しの会議でクタクタになっていたし、体を伸ばすにはいいかもと思った私は二つ返事で行く事にしたのだった。

ささっと着替えてプールへ行くと、バシャバシャと水の音がする。

いつもは、賑やかな声が響き渡っているプールだが、今日はシンとした中で水の音だけがハッキリ聞こえて不思議な感じだ。

「航大さーん、お疲れさまです!」

端まで見事なクロールで泳いでいた航大さんに、声を掛けると準備体操を終えた私もプールへ入った。

「お疲れさま、結愛ちゃん。急でごめんね」

いつの間にかスッと泳いで水面から顔を出した航大さんは、水泳キャップを脱ぐと、左右に軽く頭を振って水を払った。

その仕草があまりにもかっこよくて、私は思わず見入ってしまう。

「どうかした?」

「あっ…うぅん、なんでもないよ」

航大さんに視線がバレてしまった私は、恥ずかしさで顔が赤くなるのを感じて、慌てて顔を背ける。

すると、いきなり航大さんに手を捕まえられ、気付くと彼の腕にきつく抱きしめられていた。
ガッチリとした胸板が、濡れているせいで少しだけひんやりする。

もうわけのわからない状況に慌てる私を、航大さんはより一層強く抱きしめながら、不安そうな声で尋ねてきた。
「結愛ちゃん…海斗と付き合ってるの?」

「えっ?…付き合ってないよ!」

「この前、2人が仲良さそうに事務室から出てくるのが見えたから、付き合ってると思ったよ」

航大さんの鋭い指摘に、一瞬あの日のことがバレたのかもとドキドキしたが、足の指を怪我したから消毒してもらっていただけど話す。

すると航大さんは私の顔を見つめると、優しくふんわりとしたキスをしてきたのだ。

「んっ…んっはぁ…航大さん?どうして…」

「結愛ちゃん、好きなんだ」

海斗に続いて、またまた予想外の告白に驚く私に、航大さんは再びそっと口付けすると、そっと水着の上から胸を揉みしだいてきた。
水の中で、彼の大きな手によって様々な形に変えられる度に、体がぶわっと粟立つ。

「やぁ…っ、んんっ」

ビクッと体が震える私を見て、航大さんはククッと喉の奥を低く鳴らして笑うと、首筋に舌を這わせて、そのまま耳たぶを口に含む。

「あっ!そこ…やっ」

「結愛ちゃん、僕の気持ちにこたえてくれる?」

「私…んっ、海斗と…」

「やっぱり、海斗と何かあったんだね」

少し声が鋭くなった航大さんは、私を持ち上げると、そんままプールサイドへ運んだ。
そして、座った状態の私に今度は、深くキスしながら、水着の両肩ひもをお腹まで引き下げる。

「んっ…んっ!やだっ、航大さん、こんなところで…」

「今日は僕と結愛ちゃんしかいないから、大丈夫だよ?」

航大さんは悠然と答えると、ぷるんと飛び出た両胸を下からすくい上げて交互に舐めまわしてきた。

「あぁ…っ、んっ!」

「気持ちいい?そんな声出してくれるなんて嬉しいなぁ」

プールでいやらしいことをされているというシチュエーションが私を官能的な気分にさせる…。
それに、航大さんの丁寧な愛撫に、私は少しずつ彼が欲しくなってきていた。

「あぁん、あっ、航大さん…」

「ここ、シミ出来てるんじゃないかな?上から触っただけで、しっとりしてるよ」

航大さんは片方の手で、縦筋を撫でまわし、指でぐりぐりと奥へと刺激を与える。

その瞬間、甘い痺れが下から伝わってきて、思わず、私は航大さんの手を掴んだ。
だけど、あっさりと手は外され、そのまま水着を脱がされてしまった。

そして航大さんは側に置かれていた大きなバスタオル引くと、その上に私を寝かせて、上から覆いかぶさって来たのだ。

「気持ちいいこと、いっぱいしてあげる」

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