箱入り娘な私が、執事に調教されるなんて…
私は父が決めた人と結婚することになる…それはもう決められたこと。でも、私には好きな人がいる。それは執事の長谷部だった。私は長谷部からいやらしいことをされること考えて毎晩自慰をする…。そんなある日、気付くと長谷部の部屋にいた私は長谷部から「お勉強」と題した調教をされることに…。
長谷部は24時間、どんな時でも完璧な執事。
仕事が出来るのはもちろん、容姿も端麗だった。
いつも黒いスーツに黒いネクタイを締めている長谷部の身長は180㎝。
黒い髪はワックスで撫で付けられ、切れ長で涼しげな目元をしている。肌は白く、特に細く長い指は屋敷のメイドたちから密かに人気だった。
クールで笑った顔を見せない長谷部だが、かなり女性からはモテていて、これまでに何人の父の知り合いの娘が長谷部とお近づきになりたいと迫ってきたことか。
そんな長谷部に恋心を抱く女性は多かったが、私も例外ではなかった。
私はこの屋敷の娘で、言葉の通り『箱入り娘』として21年間大切に育てられてきた。
幼い頃から学校へは行かず、優秀な家庭教師を何人も雇い、勉強が終われば様々な習い事が待っている、つまらない毎日。
だけど、ピアノの時間だけは違った。
私のピアノの先生は、14歳の頃に当時の先生に代わって、長谷部が担当している。
6歳年上の長谷部は私にとって、お兄さんのような存在で、ピアノを教えてもらっているうちに、私はどんどん彼に惹かれていった。
そして…毎晩、長谷部の白く長い指を想いながら自慰をする時だけが、私にとって唯一の自由な時間だった。
でも、そんな日々はもうすぐ終わると思う。そろそろ父が決めた人と結婚することになるだろう。
長谷部に想いも伝えられないまま…。
そう思っていたのだった。
*****
今日は朝から天候は大荒れで、窓を雨が叩きつける音で私は目覚めた。
時計を見ると、まだ4時。
天気が悪いせいか、明け方だというのに部屋は薄暗い。
お父様たちは海外から帰ってくる日だが、飛行機は大丈夫だろうか。
そんなことを考えながら、起きようかどうか迷ってベッドの上で丸まっていると、部屋をノックする音が。
返事をすると、手に温かいハーブティーを持った長谷部が入ってきた。
「美月お嬢様、やはりお目覚めでしたか。今朝はかなり天候が荒れています。外の物音で目を覚ましていらっしゃる気がしたので、参りました」
さすが長谷部だ。
私のことをよく分かっている。
長谷部が差し出したハーブティーを受け取り、ベッドの背にもたれながら静かに飲む。
「今日のハーブティーはいつもと違う味がするわね、香りもいつもと違う…よう…な…」
異変に気付いた時にはもう遅かった。
ハーブティーを飲んだ途端に、強烈な睡魔が襲ってきたのだ。
描写が無いね
もう少し、詳しい性描写が有ると、愉しさが増幅してくるのですが、今のままでは、残念ですね。執事が何をどうすると、お嬢の反応がどう出て、そこに台詞が出て、読者がワクワクするというのが欲しい
佐藤和夫 さん 2023年6月14日