噂のカッコイイバーテンダーは自然消滅した元彼。元彼は私を繋ぎ止めようと強引に迫ってきた (Page 3)
ドンドンッ
口を開こうにも食べそうな勢いで噛み付くようなキスをする聖司。
おかげで長いキスの間、何も言えなかった。
「っはぁ、っ」
「こんだけで息上がるなよ」
嬉しそうに笑う聖司。
悔しくなって歯向かう私。
でも…本気で嫌だと思っていない自分にも困惑していた。
「お店で、っ職場でこんなことしちゃだめでしょ!」
「店じゃないならいいの?」
「そういうことじゃない!」
懐かしい…よくこんなやり取りした。
いつも振り回されるのはあたしだった。
また振り回されてる…
「ちょっと!聖司こんなの聞いてない!こんなことになるなら帰ったのに!」
「そりゃこれから迫るなんて言わないだろ。もう遅い」
「んんん〜〜〜っ!むりっ、ァッ」
聖司が、首筋に口付けてきた。
軽くつけるだけのキスに、時々唇の隙間から舌がのぞきチロチロと焦れったい刺激を与えられる。
首と肩の辺りまで唇が下りてきた時、大口でしゃぶりつかれ私は大きく体を震わせてしまった。
「ココ、弱いのな?」
「ちがっ…ァッ」
執拗に肩だけを責めてくる。
時々歯が当てられて肌が粟立つ。
「もっ、聖司やめっ…っ」
「こんないい反応されてやめるなんて無理だよ」
「んんっ、っひゃ…ァンッ」
いつの間にかシャツブラウスのボタンが外されて、むき出しになった肩とデコルテ。
そのまま、鎖骨を舌がなぞっていく。
シャツのお腹側からは手が入り込んできて、胸を揉まれる。
無遠慮に揉みしだくから、ブラ越しなのに乳首が擦れて既にお腹の奥がむず痒くなり始めていた。
「ブラが薄いから、乳首立ってるのすぐ分かるぞ」
「ンァッ、やっ」
ブラの上から、乳首を親指と人差し指でつまみ捏ねられる。
カサカサと布が擦れて、その中でこねくり回されるのは、痛くはないけど刺激がすごく強い。
また、さっきまで人が沢山いた店内でやってるからなのか、ドキドキが収まってくれない。
鎖骨から唇が離れ、顔を見られたくなかった私は咄嗟に横を向いた。
「恥ずかしがるの、俺を煽るだけだよ。こんなに感じやすいんじゃ、下は既に大洪水なんじゃない?」
「そんなこと、っないっ、はぁっ、ンッ!」
下半身に向かう手に気を取られたせいで、すぐ後ろのソファー席に押し倒されてしまった。
しかも、シャツブラウスは手早く頭上の手首まで巻き上げられてそのまま拘束された。
大洪水でした。
聖司 さん 2023年3月30日