ずっと好きだった親友に弄られて濡れる夜 (Page 3)
「え…?きゃあぁっ…!」
彼の頬が私の頬をかすめて、そのまま耳たぶを口に含まれる。
「何してるの…っん、はぁあぁっ…」
唇が耳たぶから首筋へと下りてきて、優しくついばむようなキスの雨を降らせた。
「やっ、あぁん…」
全身から力が抜けてしまいそうになって、思わず尚樹の腕を掴んだ。
するといつもより低い尚樹の声が私の耳元に囁く。
「亜理沙…好きなんだ」
好き…?好きって私のこと?
尚樹からの思いがけない告白に涙が零れ落ちた。
耳元に顔を沈めていた尚樹は、自分の頬が突然濡れたことに驚いて慌てて顔を上げる。
そして、泣いている私を見て我に返ったようだった。
「あっ…、ご、ごめん!亜理沙を泣かせるつもりはなかったんだ。嫌だったよな…どうかしてたよ俺…」
急いで私を抱き起こし、小さい子を扱うような仕草でそっと涙を手で拭ってくれた。
尚樹の温かい手が私の頬を撫でる。
「飲み過ぎたかな…。ホント、ごめん。ちょっとコンビニ行って頭冷やしてくるわ」
もう2度とこんなことしないと言いながら、尚樹の手が離れて行く。
違う…!違うの!
行っちゃやだ!
「尚樹っ!」
こちらを見ないままコンビニへ行こうとする尚樹のズボンを私は必死で掴んだ。
「嫌じゃない…」
「へ…?」
「だから!私も尚樹が好きなの!!」
私はご近所さんにまで聞こえるんじゃないかと思う程の大声で叫んだ後、恥ずかしくなってベッドに潜り込んだ。
毛布に包まっていると外の音が聞こえないので、ちょこっとだけ顔を出して尚樹の反応を覗いてみる。
尚樹の方も、私から予想外の言葉が発せられてフリーズしてしまっていた。
「尚樹?なんか言ってよ…」
おずおずと声を掛けると、尚樹がものすごい勢いでベッドにダイブしてきた。
「きゃっ!尚樹のバカー!そんな勢いで飛び込んでこないでよ!」
プンプンと怒る私を毛布の上から尚樹がぎゅっと抱きしめてくる。
そして、怒って尖らせている私の唇にそっとキスされた。
「ずっと我慢してたんだぜ?」
「私だって高校の時から好きだったんだから!」
毛布から顔だけ出した私は負けじと言い返す。
「俺だって、高校の時から亜理沙のことが好きだったんだよ。だからこうやって飲み会を家で開催するたびに、どんなに抱きしめたかったか…」
はぁ~と深いため息をつきながら、モゾモゾと尚樹が毛布の中に侵入してくる。
それから私を大きな腕で包み込んだ。
「亜理沙の身体熱いな」
キスしている間に尚樹の手は私のシャツの中へと伸ばされ、背中を撫でられる。
「なんだか恥ずかしい…」
「これからもっと恥ずかしいことするのに?」
「…電気消してね?」
「やだね。ずっと我慢してたんだから思う存分、亜理沙の身体を眺めるよ」
「ダメだって!ねぇ、でんっ…ンンッ!」
尚樹に口を塞がれた。
ゆっくりと尚樹の舌が私の口の中に入り、ぬるぬるとお互いの舌を絡ませ合わせる。
気持ち良くて、頭がボーっとしてきた。
「尚樹…」
私の甘ったるい呼びかけに応えるかのように、尚樹は私のシャツのボタンを外していく。
「…エロッ」
大きな胸がコンプレックスの私は、小さく見せたくて2カップも小さめのブラに胸を潰して収めていた。
だから尚樹が見ている光景は、今にもブラから飛び出してきそうになっている胸だと思う…。
そのことに気付いた私は慌てて胸を隠そうとした。
「見ないでよ…」
そんな私の声は完全に無視され、あっけなく手をどかされる。
「まぁ、俺は水泳部の時から見てたから知ってたけどさ」
「信じられない…!エッチー!」
尚樹は真っ赤になっている私の顔を愛おしそうに見つめながら、ヒヒッといたずらそうに笑った。
そして、背中に回されていた手でブラのホックを外すとこぼれ出た胸がぷるんと揺れた。
私の後ろに回った尚樹が、両手で横からバストラインをなぞるように触れてくる。
身体が粟立ち、ぴくっと震えた。
「あっ、うぅん、んっ」
さっきまで胸にあった尚樹の手がそっとタイツを下げてきた。
レビューを書く