ナイトクラブで逆ナンした可愛い系男子とワンナイトすることに。実はドSだった彼に失神するほどイかされて…
ナンパされ目的でナイトクラブにやってきた私は、ひとりで暇そうにしているドタイプの男子に思わず声をかけた。人懐っこそうな笑顔に可愛い顔の彼と、気づいたらクラブを出てラブホへ。彼のセックスは見た目から想像出来ないくらい激しくて、最後はイキ過ぎて失神してしまい…。
彼氏と別れて早二ヶ月。
やけに人肌恋しくなった今日。
私は、久しぶりにナンパされ目的でナイトクラブにやってきた。
なのに…。
こんなに混んでるのに久しぶりだからか、仲間にも会わないし、誰からも声掛けられない。
気になる感じのイケメンもいないし、今日ハズレかなぁ。
そんな事を思っていると、壁に寄り掛かって暇そうにしてる男の子が目についた。
背は、高くも低くもなく普通って感じ。
だけど全体的に、オーラが違うって言うか…周りの客より一回り洗練されてる雰囲気に目を奪われてしまう。
若そうだな。下手すると10代…?
でも結構…、いやかなりタイプの可愛い系!
そう思ったらテンションが上がってきて、私はそわそわしながら彼の方へ歩みを進めた。
「こんばんは。ねぇ君ひとり?」
内心ドキドキしながらも、慣れてる風で話しかけてみると、ちょっと鋭い猫目がこっちを見た。
「俺?友達についてきたんだけど、なんかはぐれちゃった。おねえさんは?」
彼はそう言って、人懐っこそうな笑みを見せてきて、思わずキュンッとしてしまう。
ヤバい…。本当に顔がタイプ。
「…そうなんだぁ。アタシは今日はひとりだよ。あ、ねぇ美咲って呼んで。君名前は?」
舞い上がってつい一気に色々喋り過ぎたかも…。
そう思ったけど彼は普通に爽やかに微笑んでくれた。
「よろしく美咲。俺キヨ」
名前を呼ばれてドキドキしていると、キヨが少し身を乗り出してこっちに顔を近づけてきて、更に心臓が跳ね上がった。
「ねぇ美咲、これってナンパ?」
どストレートにそう聞かれて少し動揺しつつも、平然を装いながら「バレた?」と言ってヘラヘラと笑ってみせると、彼はキラッと目を輝かせた。
「マジ?こんな美人に声掛けられてラッキー」
そう言って子供みたいな笑顔をみせられて、もうドキドキが止まらない。
「ねぇ、キヨって何歳?」
「22歳」
しれっとそう言われてビックリした。
一つだけど歳上じゃん。
「えー、うそくさ!」
「なんで?本当なんだけど。免許証みる?」
思わず失礼なことを言う私に、キヨは普通にポケットから財布を取り出そうとしてきて、私はそれを制した。
「冗談だって、信じるよ!ねぇ、暇ならあっちで飲みながら話そうよ」
そう言って私は、バーカウンターの方を指差した。
この数分で、すっかりキヨのことが気に入ってしまった。
キヨに、あわよくばお持ち帰りされたい。
だけどまずは焦らず仲良くなって、せめて連絡先だけでも…。
そんなことを考えていると、不意に指差したままの手を握られて降ろされた。
「俺うるさいとこ苦手。外出よ」
そう言ってキヨは、握った私の手を引いてスタスタと歩き始めてしまった。
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