熱い手に囚われて
リフレッシュのためにマッサージ屋さんを訪れた私。受付のミスで女性スタッフがおらず、男性スタッフが担当になると言われたが了承してしまう。何度も来ている慣れたお店、施術者が男性であること以外はいつものオイルマッサージだったが、アロマでうとうとしている間に施術用下着をいつの間にか脱がされてしまっており…?
激務が続いて毎日家には寝に帰る日々。リラックスしたくてもなかなか時間がとれなくて、なんとか調整していつものマッサージ屋さんに来た。
「ご予約はお済みですか?」
「はい、中津で出しているはずです」
「確認しますね」
いつもの待合室で待っていると、なんだか受付が騒がしくなった。何かこっちを見ながら相談していて、もしかしたら予約ミスなのかもと不安になった。今日は一応時間はあるけど、このあと出掛けたかったのに。
「申し訳ありませんお客様、実は…」
神妙な顔をした受付スタッフさんが近付いてきて、そう語り始めると私は肩をがっくり落とした。
どうやら受付の手違いで男性スタッフさんしか手が空いてなくて、女性スタッフを希望する場合は三時間ほどの待ち時間が発生してしまう、とのこと。少し悩んだけれど、いつも通っているマッサージ屋さんだったから、なんとなく女性を選んでいたけどまあいいか、と軽い気持ちで了承してしまった。
*****
皮の硬い手が肩を押して、するりと胸の脇を通って脇腹を揉んだ。
その動きで広がるオイルのエキゾチックな香りがふわりと香って不思議な気分になる。両脚に力が入らない。乳首がぴんと勃っているのが自分でもわかって隠してしまいたくなるけど、体を弄る手から逃れられそうにはなかった。
腰が勝手に動いて、濡れてしまっているのが自分でもわかる。いやらしい声が出て、だめ、と思うのに、もっと触れられたいと願ってしまう。
肩から背中、腰を通ってお腹、ゆっくりと胸の盛り上がりをなぞって乳首の横を指が通り過ぎた。びりびりと電流が走って、体の奥がじわりと熱くなった。
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