はじめてのマッサージ屋さんで、あまあまに癒されて気持ちよくなっちゃった♡

・作

新しくできたマッサージ屋さんに来た私。はじめてのマッサージに戸惑いながらも店員さんの気持ちいいマッサージによって、とろとろにほぐされちゃう。究極のリラクゼーションで身も心も甘〜くホットに癒されてしまいました…!

「最近新しく出来たマッサージ屋さん?」

同僚とのランチタイム。渡されたのは新しくオープンしたというマッサージ屋のチラシ。

「ここの店員さんがすごい上手で、どんな疲れも一瞬で吹き飛ぶって口コミに書いてたんだ!」

「へえ~…マッサージ、されてみたいなあ」

「最近忙しかったって言ってたでしょ。今度の休みに行ってきなよ!」

「うん…。そうしてみようかな、ありがとう」

もう一度チラシを眺めてみる。確かにたまにはリフレッシュしてもいいかな。

*****

そして当日。
案の定、天気がとても悪く土砂降り。
こんな天気に出歩くのは気が引けたけど、でもせっかく予約したし…と、私は色々悩んだ末、お店に向かうことにした。
可愛らしい外装のそのお店のドアを開けると、お店に他のお客さんはいなくて少しさみしく感じた。

「いらっしゃいませ、お待ちしておりました」

お店の奥から長身の男性がにこりと笑顔で出迎えてくれて、私はちょっとときめいてしまった。

「奥の個室へどうぞ。着替えがありますので、お着替えをお願いします」

「はい」

小部屋に案内され、浴衣みたいな衣類が入ったカゴをみつけた。
これに着替えるのか…。
私は知らない場所で着替えをすることにちょっとだけ緊張した。

…こういう場所では下着って外すよね…?でもこの白い布一枚だと心もとないと言うか…。いやでもマッサージの邪魔になっちゃったらいけないし。

私はまた悩んだ末に、カゴに入っていた布だけをまとって店員さんを呼び出した。

「失礼します。ご準備できましたでしょうか?
本日はよろしくお願いします」

さっきの店員さんが入ってきて、今度は部屋の隅にあるベッドへ横たわるよう促される。

「まずはうつ伏せになって…背中からコリをほぐしていきますね」

頭上から店員さんの優しい声が降ってきて、それからアロマのようないい香りが鼻をくすぐる。

「なんだかいい匂いがしますね」

すごく眠くなってきた。まだマッサージは始まってないのに…。

私は心地よい眠気に逆らえず、つい気持ちよさに意識を手放した。

「…んっ」

ふと目を覚ますと、見慣れない天井が視界に入る。

あれ、ここどこだっけ?

「あ、お目覚めですか?」

そうだ…私、今マッサージ屋さんに来ていて…

あれ?

「服が…」

いつの間にか仰向けになっていて、体の上にタオルケットがかけられている。

「ボディークリーム塗っていきますね」

「あ、はい…」

よくわからないけど頭がぼんやりして、マッサージしてもらったところが気持ちいいことだけはわかる。

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