獣の夜 (Page 2)
「ああ、あう。ああ」
指と手でたっぷりと愛撫された乳房はジンジンする。
吸われて、しゃぶられて、軽くかまれた乳首はてらてら光ってツンッと勃ちあがっている。
「きれいな乳房だ。感度もいい」
義之さんの指が私の乳首をこねる。
胸の中心から熱い快感がギュンッとせりあがってくる。
「ああ!」
義之さんは乳首をこねながら、身体を私の体の下部へずらしていく。
乳首から離れた手が、私のパジャマのズボンに触れる。
義之さんは布地の上から、下腹部をこすり出した。
「あ、あ。やだ。あ」
もうそこはたっぷりと愛液で潤っている。
義之さんの手がズボンの中に滑り込み…。
すぐに私の反応に気づいたらしい。手が止まった。
彼は煽情的にほほ笑んだ。
50近くになっても若々しく、オスの魅力を保っている。
頬がかぁっと赤らむのを感じる。
「汚れちゃうから、脱ごうか」
ずるりとズボンが下着ごと引きずり下ろされる。
粘り気のある愛液が糸を引いているのが見えた。
「あ、やだ」
「かわいいよ。梨花」
義之さんは私の脚を広げると、恥毛に顔をうずめる。
「やあ…。恥ずかしい」
義之さんの指が秘めた肉を割る。
親指の腹でクリトリスの先端をくりくりと押し、撫でまわし始める。
長い指は膣の入口あたりをトントンと軽くたたき始める。
「ア…んん」
2つの敏感なところを同時に責められると、快感がさざ波のように絶えず押し寄せてきて、私は喘がずにいられない。
義之さんはしばらくの間そうやって私の秘所をまさぐっていると、するりと身体をずらした。
「きゃっ。んあ」
義之さんの舌がクリトリスをねっとりと舐め始めた。
「やあ…汚いから」
「とてもおいしいよ。すこししょっぱい」
義之さんはそう言うと乳首にそうしたように、クリトリスを丹念に舐めしゃぶる。
チュル、チュルと愛液をすする音とともに生温かく濡れた肉が私の弱いところをむさぼっている。
「あんっ。あ、ああん」
まなじりから涙がこぼれる。
クリトリスを責められて鋭い快感に身をよじる。
義之さんの指は私の膣口を撫でさすり、やがて愛液のぬめりを利用して中に侵入してきた。
「ああ!」
「力を抜いて。梨花」
クリトリスへの愛撫で私は達した。
ぶるぶると脚がけいれんし、次の瞬間には身体中の力が抜ける。
私はしばし息をつく。
義之さんは私への責めを緩めない。
義之さんの指が内部をかき混ぜ始める。
「あ。あふ」
男性の射精感にも似ているというクリトリスで得られた快感とはまた違う、ひたひたと染み出るような悦びが身体の中から湧き上がってくるのだった。
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