隣の彼が見てる (Page 2)
私は窓辺により、どきどきとしながら服を1枚1枚脱いでいく。
「ああ、黒い下着なんですね。エッロ」
頭の中に衝撃が走るような感覚がした。
「じゃあその下着も脱いで。エッロい体を見せてくれますよね?お、ば、さ、ん」
ああ、どうしてこんなにドキドキするんだろう。私の手は下着へと伸びていく。
ずるり、下着を脱ぐ。
興奮したために、下着は僅かにぬるりと濡れていた。
「下着の色を宣言して」
「わ、私のパンツは、黒色、です」
「今回は許してあげる」
圭太くんは窓辺から全裸の私をみてにこにこと笑っている。
私は、もっと彼にみてほしいと思った。
「どうしたら、もっと、みてくれます、か」
「じゃあ、エロいとこ見せて」
圭太くんのその声に、私の脚は自然と広がる。
私の大切な場所が窓の前にぱっくりと開かれる。
「イッて」
私の手は自然と大切な場所に伸びていく。
ぐちゃ、ぐちゅ、ぐじゅる、という音。
「音が聞こえないよ」
私は滑った手でスマートフォンを股の部分に持っていく。
「いい音だなぁ、もっと聞かせて?あなたの気持ちいい声」
「あっ、あんっ、いっ、や、だめ」
ぐちゃぐちゃと音がなる。
窓の向こうの誰かが一瞬私をみて、何も見なかったように目を逸らした。
「いっや、だめ、ぇっ、いっ、ちゃ、う!」
がくん、と腰が大きく跳ねた。
それでも私は股をいじりつづける。
大切な人に、見てもらうために――。
Fin.
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