通話で想像しながら (Page 3)

「貴明に…胸を、触られて…それで…あのぉ」

「涼花はエッチぃね?そんな声聴かせて俺を煽って…今も触ってるでしょ?一緒にしよう?俺も我慢出来なくなったから」

「ぇ?一緒に…?」

貴明から、そんな提案が来るなんて思わなかった。

「凉花だって、触ってるじゃん…俺だけ我慢させるなんてズルいでしょ?ほら…触って?今、どうなってるか、ちゃんと教えて?」

(もう、止められるわけないよ…貴明の馬鹿〜)

「…濡れてるぅ…」

「エッチだね…俺も触ってるよ…どうして欲しかったの?どうしたら、満たされる?」

(なんで言わせるの…ズルいよぉ)

息遣いを感じながら蜜部をいじると、自分の手ではないように感じて更に濡れるのが分かる。

「ほら、教えてよ…涼花?今、何してるの?」

耳元で聞こえる彼の声がすぐ近くにいるのかと錯覚してしまう。

「今…自分で…グチュグチュしてる…」

貴明ならこんな風に触る、貴明ならこんな指使い…その指の動きひとつひとつに彼の体温まで感じる気がする。

「そっか…そんなに濡れてるんだね?中に入れた?」

「…ぅぅ、ん…まだ…」

スマホから聞こえる彼の声に少しだけ吐息が混ざった…気がした。

「入れて?俺も自分でしてるから…一緒に…さ」

(指入れたら、貴明の方に音が聞こえるかもしれない…恥ずかしい。でも…)

快感を欲する気持ちが勝って、指を蜜部に這わせた。

指を入れる音が一層大きく聞こえる。

「…い、れた…よ…」

「良い子…そっかぁ…気持ちい?」

入ってるのは自分の指なのに、彼に入れられてる感覚に襲われる。

クチュクチュ…グチュグチュ…手が止まらない。

「き、もち…良いぃ…クチュ…クチュ…音、するぅ」

「ん、聞こえてるよ…凉花の中、いっぱい濡れて…気持ち良さそう…本当、入れたい…触りたいのに…」

彼の声に集中する。

「ねぇ、涼花…大好きだよ…俺も涼花に入れてるの想像して触ってるよ…気持ちいい所、分かるでしょ?そこ、触って…」

「…ゎか、んなぃ…全部、き、もち良ぃ…んん」

彼は私に入れている事を想像してくれてる。その姿を想い描くだけ更に感じてしまう。

(入れて欲しい…彼を感じたい…彼が欲しい…)

欲しくて欲しくて堪らなくなり指の動きが激しくなると、自分の声が大きくなっていく。

「た、かあきぃ…きも、ちぃ〜…ぃ、きそ…」

「俺も…いきそうだよ…一緒に、いこ?凉花…凉花…」

切ない吐息と共に切羽詰まった声に身体が跳ねる。

「んんぁ〜…ぃ…いっくぅ〜」

ビクビクっと身体が跳ねると頭が真っ白になり、そこから何も覚えていない。

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