マッチングアプリで美味しいやつを引きました。 (Page 5)
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しぼんでいたクリトリスはトシキの舌と指で張りつめんばかりに膨張していた。
真っ赤に腫れあがった愛液まみれのそこをトシキが指でつぶすように揉みしだくと麗香は「いやあ」と声を上げ身体を硬直させた。
トシキはクリトリスを包んでいた花びらを脇からなめ指を秘芯にうずめる。
「もういい。もうちょうだい。トシキ」
執拗な愛撫に麗香はすすり泣いた。
トシキは麗香の腰を持ち上げるとそそり立ったペニスの先端を麗香の秘芯に押し当てた。
「あ、ああ」媚肉を押し開いてトシキの一物が入ってくる。
「うう。入ってくるう」
麗香はその熱い感触に身もだえた。
トシキは突然激しく腰を動かし始めた。
「あ、きゃあん。いやっああ」
若いトシキの動きに身体を揺らされるまま麗香は声を上げ泣いた。
「い、いい。気持ちいい。いいよぉ」
麗香の口の端から唾液がたらりと垂れた。
トシキは麗香の乳房に手を伸ばすととがった乳首にかみついた。
軽く歯を立てると前歯で前後にしごいた。
麗香はすすり泣きながらトシキの背中にしがみついた。
トシキは腰を浮かし叩きつける。
「ん~んん」
麗香の目の奥に火花が散る。
トシキの腰のストロークが速くなる。
愛液が太ももを伝いシーツを汚す。
「もう…ダメ…トシキ…だめぇえ」
「俺もだ。麗香さん!」
麗香は昇りつめ、悲鳴とともに失神した。
トシキの男根から白濁液がほとばしり、麗香の腹を濡らした。
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「で、母の日に「あんたの母さんに」ってカーネーション贈ったら重いって言われて振られた」
「そら重いわ。あんたほんとにヤクザなの?」
「一応3代目」
麗香とトシキはベッドの上で寄りかかってビールを飲んでいた。
「親父がいい加減な奴でおふくろを泣かし続けたから女性関係だけはきっちりしたくてさ」
「違うわよ。単なるあんたの性分よ。だってあんたセックスじゃ人変わるじゃん。それも親父さんのせい?やってるとこ覗いたの」
「んなわけないじゃん。…そうか。俺の性分かあ」
トシキは麗香のビールを取ると一気に空けた。
「ちょっと」
「麗香さん。これでさよなら?マッチングアプリってそういうもんだろ?」
「…ん~。」
今夜は面白かった。
いきなり豹変したトシキにはぞくぞくさせられたし子供のような今のトシキは愛おしい。
「まあさ、二晩目もあっても、いいかな?」
「マジ??」
トシキは目を輝かせる。この出会いが当たりなのかはずれなのかまだわからない。
が、とにかく今の麗香はビールをもう一本祝杯代わりに空けるのだった。
Fin.
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