ゆるふわ君は意外と重たいオオカミ (Page 5)
激しくイかされ続けてぼんやりしている私をオミ君がひっくり返す。
「わあ、真っ赤になってる」
脚を開かせて覗き込むオミ君を止めることも出来ない。脱力した手脚はわずかにシーツの皺を寄せるだけだった。
「美味しそ…」
ぺろりと舐められて、ピクンっとのけぞる。
「奈緒ちゃんのココ、食べちゃいたくなるくらい可愛いね」
「ばか…」
場違いなくらいにニコニコ笑うオミ君に、こっちが真っ赤になってしまう。
「奈緒ちゃん、僕と旅行行ってくれる?」
「行く、ってば」
「これからも一緒に可愛いお店に行ってくれる?」
散々舐められて弄られて充血しきった粘膜に、ぴとっとオミ君のが当てられる。
よく見えてなかったけど、オミ君の身長を考えても正直大きすぎると思う。
こっちがへろへろになっちゃうくらいに前戯を施された理由がよく分かった。
「ずうっと僕と一緒にいてね」
「んっ…ぅ、んっ!」
ぐぷりと潜り込んできた先端がゆっくりと私の中を進んでいく。
やっぱり大きすぎて、一瞬だけ強張ってしまう。宥めるようにオミ君の手が優しくお腹を撫でた。
「ずっとだよ。ずっと僕といて、美味しいもの全部一緒に食べて、それから」
「んぁ、そこ…」
「結婚して」
じゅぶ、と更に入り込まれる。体重をかけてきた分、深く。
ずっしりとした質量を伴った彼の熱が、私も知らないくらい奥へと。
「重い、ってば、オミ君」
「うん…知ってるでしょ」
私を見下ろして笑った顔は、ゆるふわっていうより牙を剥いた狼みたいだった。
Fin.
最高です
終わり方が、実際にどういう行為をしたのか想像を掻き立てられてドキドキします。
りん さん 2021年7月3日