妹の身代わりにギャルのあたしがデートしに行った話 (Page 2)
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つまんない映画を観て、近くのカフェで考察とかいうクソどうでもいい話ばっかり聞かされてる。
「でね…」
「んー」
「…。ねえ、どうしたのりなちゃん…僕たちもうダメなの?」
適当に相槌打ってスマホいじってたら、いよいよコイツの顔が不安になってきた。
これはやばい。
妹の身代わりで来たのに、別れ話して帰れるわけがない。
あたしは焦ってスマホを置くと「ちょっと調子悪くて」とかバカでも見抜けそうな嘘をついた。
「そうなんだ…それなのにありがとう。調子悪かったんだ…」
「う、うん!ごめんね、聞いてないわけじゃないよ」
だから早くあたしを帰らせてくんね?
「えっと、じゃあさ、りなちゃん…休憩する?」
「え…あ、あー…うん、そうしよ」
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「ここ…」
「へへ…一年ぶりくらいだっけ?」
いや休憩ってホテルかよ。
誘い方まで気持ち悪いなコイツ。
この状況をどうやってやり過ごすか考えてたら、この春人とかいう男がいきなりあたしを後ろから抱きしめ、胸に手を滑らせてきた。
「ちょ…!んっんぅう!」
一発くらいお見舞いしてやろうかと思って顔を上げると、すかさず春人に唇を塞がれる。
ちゅ、ちゅぱ、とわざとらしく音を立ててするキスは、なんかゾワゾワして妙にエロい。
「ごめんね、りなちゃん。我慢できなくて…ほら」
いつの間に脱いでたのか、パンツ越しに自分のモノを押し付けてくる春人。
まじで気持ち悪いなコイツ。
春人は慌ただしくあたしをベッドに押し倒すと、ほとんど気づかないくらい一瞬で服をめくり上げ、脇腹を撫で始めた。
「あん…っ」
力の入れ方も触り方も絶妙すぎて、ぞくっと広がる気持ちよさに出したくもない声が出る。
「ちょ、ちょっと待…!」
「いつもそう言って…今日は焦らされないよ?」
「ちっが…!…っあ、んんっ」
ちゅ、ちゅ、とわざと音を立てて、脇腹を撫でながら首筋を舐められる。
「あっん…っ!」
下着のホックを外して胸を晒すと、春人はあたしの乳首に唇で優しく吸い付いた。
「あ、んあっ…」
ぬるぬると生温かい舌に乳首を優しく転がされ、時々襲ってくる強い刺激に我慢していても声が漏れてしまう。
優しく転がして弾く唇や舌で包むような舐め方をされるたび、きゅんとした快感が広がって完全にとろけてしまう。
「あぁっ、あんっ…ひぁ…!」
上手い…。
情けないくらいカクカクと動くあたしの腰は完全にモノを求めてて、あそこは自分でも濡れてるのがわかった。
でもだめだ、コイツりなの彼氏なんだ…!
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