年下わんこ系彼氏と塩対応な私 (Page 4)
「陸がっ……あっ、あ、んあっ……す、き……」
「……っ、杏奈っ……!」
気持ちが高ぶったのか、ピストンが早く強くなり、私は思わず仰け反る。
「あっ!陸っ、陸っ……!そこっ、んああ!あっ、やあっ!」
肉のぶつかる音が激しさを増していく。
陸の昂る熱が、私の中を蹂躙する。
「イクっ、陸……私、もう……!」
「オレも……杏奈、一緒に……」
目の前がチカチカしてきて、気が飛んでしまいそうだった。
叩きつけられる陸の熱が気持ちよすぎて、しっかりソファを掴んでいないとどこかに行ってしまいそう。
「イク、杏奈っ……オレ、もう……出っ……!」
私の腰を掴んで、最後の強い一突きをした後、私の中に熱い熱が放たれた。
ゴム越しでも伝わる熱とその量に、私は達しながらも驚く。
一回でこんなに出すのに、いつももっとシたいだなんて本気なのかな。
熱の放出が落ち着くと、陸は私の腕を引っ張り後ろを向かせる。
ずるりと陸の熱が私の中から抜け落ちると、私は陸の首に腕を回しながらキスをした。
「はーっ……杏奈……好きぃ……」
いつものへにゃりとした笑顔を見せて、陸は言う。
そんな陸がどうしようもなく、愛おしくなった。
「……あのさ」
「ん?」
私の小さな声に、陸は耳を寄せてくれた。
「……たまには陸のシたいだけ、シてもいいよ」
勇気を出して、お誘いをかけてみる。
陸の気持ちに普段あまり応えられない私が出した、精いっぱいの勇気。
陸は目を丸くしながら訊ね返す。
「……たぶん、止まんないよ?」
「止める気、ないから」
私の答えに、陸はとびきり嬉しそうな笑みを見せる。
それから私をお姫様抱っこして、寝室へと向かい始めた。
「ちょ、ちょっと!たまには、って言ったじゃん!後ご飯まだ食べてな……」
「こんな魅力的なお誘い、今すぐ消化しないと治まりつかないって!誘った杏奈が悪い!」
「も~……後で言えばよかった!」
口ではこう言ったけれど、後悔はしていない。
私は私なりに愛を返そう。
大好きだよ、私の可愛いわんこくん。
Fin.
わんこ彼氏の甘えながらの責めが可愛くてエッチでした!
続きも読みたいです…!
ぷよこ さん 2020年8月23日