喪服の戯れ、義弟の罠 (Page 2)

「ねぇ、兄さんとどんなセックスしてるの?」

服を脱ぎ終えた雄二が、悪戯っぽく聞いてきた。

ベッドを軋ませながら、私に覆い被さる。

前回の情事とは違う、甘いムスクの香りがした。

「何度聞いても教えないわよ、そんなこと」

「あの人堅物だから、夜も退屈なんじゃない?」

私は返す言葉が浮かばず、有二から目を逸らした。

彼の言う通りだった。

夫とのセックスは呆れるほどつまらなかった。

愛の言葉も快楽の駆け引きもない。

それに夫は性欲が弱く、有二と兄弟とは思えないほど行為に消極的だった。

「いいから早く始めましょ。本当にあの人帰ってきちゃう」

私は有二の首に手を回すと、上目遣いで彼を誘った。

「さっきまで乗り気じゃなかったくせに」

有二は猫のような目を細めると、私の首筋にキスをした。

「んっ…ぁっ」

熱い舌が肌を撫でる。

唇が絶妙な力加減で吸い付く。

思いっきりキスマークを付けてほしい、と心がつぶやいた。

「義姉さんの肌、熱い…」

「…ねぇ、今はその呼び方やめて」

「いいじゃないか、背徳感があって」

「いやよ、私には罪悪感しかないわ。お願い、昔みたいに乱れたいの」

「しょうがないな…理香」

耳元で名前をささやくと、私の乳房をわし掴んだ。

「あぁっンっ」

ブラジャーが持ち上げられ、ブルンっと双丘が露わになる。

ねっとりと唾液を絡ませながら、いやらしく乳房を舐め上げた。

「はぁぁんっ」

乳首に舌を押し付け、こりこりと上下に動かす。

もう片方の乳房は大きな手のひらで、形が変わるほど揉みしだかれた。

「ぁあっああんっ…きもちいいっ」

「里香は胸弱いね。乳首、もうこんなに硬くなってる」

淫靡に勃ち上がった先端を、有二が思いっきりつねった。

「ぁああぅっっ!」

ビクビクと腰が震え、下腹部の芯が熱くなる。

体をよじるたびに、ざらりとパンストが擦れる音がした。

「腰、揺れてるよ?やっぱり里香は、ちょっと乱暴なのが好きだよね」

有二は上体を起こすと、私の太ももを撫でた。

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